┏┓ ┗■ 笑える英語の実践講座 vol.74 2007/04/10  └──────────────────────── _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 当メルマガは、英語および英米文化のツボを、ジョークを 通じてモノにしようというものです。「へ~」と思わずう なってしまうウンチクもてんこ盛り。しらずしらずのうち に英語力がつく、ちょっとエンタな英語講座です。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ http://www.asahipress.com/ ★━━━━━━━━★ ☆――――――――――――――☆ ┃サイトオープン!┃ |TOEIC スコアアップ法の革命!| ★━━━━━━━━★ ☆――――――――――――――☆ 新 TOEIC TEST 対策に特化したeラーニング・システム、 「u-CAT」(ユーキャット)がスタートとなりました。 類のない高機能をご利用いただくには、年間アカウント ガイドブックを購入していただくだけ! ◎「u-CAT」紹介サイト開設中! ⇒http://www.asahipress.com/u-cat/ ◎ EE Club 特別割引はこちら ⇒https://club.asahipress.com/member/customer/member_enter.html ■□ 第74回 □■ 本日のテーマ:collision course(あわや衝突) 深夜の海上。艦長は行く手に光を見つけました。このまま では衝突とあって、「東へ10度進路を切れ」と相手に信号 を送ります。 すると「そちらが西へ10度、進路を変更せよ」という返事。 怒った艦長は「こちら艦長。そちらが進路を変えよ」と再 度信号を送ります。 すると相手は「こちら操舵員。そちらこそ進路変更をお願 いします」と返事。 さて、この顛末(てんまつ)やいかに? The captain was furious at such insubordination and sent another signal: "I'm a battleship. I'm not changing course." The reply came back: "And I'm a lighthouse." ★【語句と和訳】 furious 「激怒した」 Insubordination 「反抗的態度」 I'm a battleship. 「こちら戦艦」 この場合、I は「当方、こちら」といった意味で、擬人的用法。 (その反抗的な態度が頭にきた艦長は、もう一度信号を送 ります。「こちらは戦艦。当方に進路変更の意図なし」。 これに対し、先方の返事。「こちら灯台」) ★【笑いのポイント】 海上では最強の艦艇「戦艦」の誇り高き艦長も、相手が灯 台ではお手上げでしょう。 ★【ちょっとウンチク】 lighthouse の light には「光」と「軽い」の意味があり ます。前者は、何しろ旧約聖書によれば、神様の最初の御 業(みわざ)が光と闇を分けることだったのですから、light の語源は遠く印欧語族にさかのぼり、ギリシャ語、ラテン 語を経て歴史は長い。 派生語も数々あり、lucid(明快な)、to illustrate(明 らかにする)、lunar(月の)はその例です。 一方、「軽い」の方は、前史ゲルマン語から出て、「空気 がいっぱいだが、重くない」が原義。その意味で、lung(肺) は同じ語源です。動物の肺が英語で lights と呼ばれるの も、同じ意味からです。 ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓ ┃▼┃┃余┃┃談┃┃▼┃ ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛  虫に関する idiom です。 ● a fly in the ointment 「欠点、玉に瑕(きず)」 [例文] The only fly in the ointment is that Sue can't drive.   (スーの唯一の欠点は運転できないことだ) ● wouldn't hurt(or harm)a fly 「虫も殺さぬ」 [例文] He has an awful temper but he wouldn't hurt a fly.   (彼は気性は激しいが、非常に優しい人だ) ● There are no flies on ~ 「~は決してバカじゃない」 [例文] There are no flies on Jacob ― he is fully aware of    all aspects of the operation.   (ジェイコブは決してバカじゃない。彼はその作戦の あらゆる局面を熟知している) ● have a bee in one's bonnet 「奇妙な考えに取り付かれている」 [例文] She's got a bee in her bonnet about eating raw fish     to stay fit and healthy.   (彼女は、体を快適かつ健康に保つためには、生魚を 食べることだというおかしな考えに取り付かれている) ● the bee's knees 「傑出したもの」 [例文] With her first class honors degree and job with the    UN, she thinks she's the bee's knees.    (最優等生であり、国連に職を得たことで、彼女は     自分のことを傑出した人間だと思っている)            ■□■ 《お知らせ》 「英語のジョークを楽しむ会」が発足しました。主宰者は 本メルマガの著者、宮本倫好氏。 現在、会員数約30人。新入会歓迎。2か月に1回程度、 東京で例会を開きます。 近くブログができ、例会に出れない地方在住の方も参加が 可能になります。年会費2,000円。 関心のある方は電話042-302-6111(宮本)まで。            ■□■  ★━━━━★ ☆――――――――――――――――☆  ┃ 発売中 ┃ |  このメルマガが本になった!  |  ★━━━━★ ☆――――――――――――――――☆      『笑うネイティブ』 1,260円(税込)      ジョークでおさえる英語のツボ!      爆笑ネタをたっぷり紹介しながら    飛躍的な英語力のアップをお手伝いします。    http://www.asahipress.com/2006/warau.html ◎EE Club 特別割引はこちら◎ ▼   ▼ https://club.asahipress.com/member/customer/member_enter.html --------------------------------------------------- ■□ 笑えるバックナンバーを公開中! □■ http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html **************************************************** 筆者:宮本倫好(みやもと・のりよし) 略歴:神戸外国語大学卒業。コロンビア大学大学院修了。 産経新聞ロンドン、ニューヨーク特派員などを経て文教大 学教授。国際学部長、副学長を経て現在名誉教授。元日本 時事英語学会長。英語関連著書多数。 **************************************************** ────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取 り)-(フォント)で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して 下さい。Mac や他のメーラーをお使いの場合Osaka等倍など 「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────── ◆当メルマガに関する感想やご意見を寄せください。 相互紹介も募集しています。 murakami@asahipress.com ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望さ れた方に配信しております。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログ インしていただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━