**** 2005/11/16 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第23号!***** あっという間に、秋を飛び越えて冬の気候になりましたね。 風邪などひかぬよう、気を張っていきましょう!                  http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 EEキャンペーン、当選者発表 【2】 鳥越俊太郎さん、インタビュー裏話 【3】 連載=日本人英語につける薬 【4】 あとがき ♯明日は解禁日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】EEキャンペーン、当選者発表 CNN ENGLISH EXPRESS 年間定期購読キャンペーンとして、電子辞書 付リスニングプレーヤー「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」を3カ月連 続(10 月~ 12 月)で合計4台をプレゼントしています。 10 月にお申込み頂いた方の中から、厳正なる抽選の結果、2名の 方が当選されました。 おめでとうございます! ★…---…---…---…---…---…---…☆ 「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」当選者 ☆…---…---…---…---…---…---…★ ・小西聡子様(岡山県) ・横山敏志様(千葉県) ※ 11 月にお申し込み頂いた方の当選発表は来月になります。 …………………………… ■「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」(セイコーインスツル) 「学習テキスト+音声再生+電子辞書」が1台になった画期的な英 語学習ツール。小社刊『100万語聴破CDシリーズ』全10巻の 音声とテキストを1枚に収めたコンテンツカード付きなので、リス ニング学習にも最適です。 ◎この製品に目をつけたEEでは、セイコーインスツルさんにお願 いして、定期購読キャンペーンのプレゼントに特別に提供して頂く ことにしました。 ◎12 月 31 日までのキャンペーン詳細はこちら↓ http://ee.asahipress.com/subscriptioncam.htm ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】鳥越俊太郎さん、インタビュー裏話 EE12月号の巻頭インタビューは、活字の世界だけでなく、テレ ビやラジオでもジャーナリストとして活躍中の鳥越俊太郎さん。 鳥越さんは 41 歳の時、毎日新聞社を1年休職し、単身、アメリカ の新聞社のインターンシッププログラムに参加。帰国後テヘラン特 派員としてイラン・イラク戦争の渦中に飛びこみました。アメリカ で鍛えた英語が早くも役に立ったのです。 誌面では紹介できなかった部分をメルマガ読者にご紹介します! …………………………… (以下、鳥越俊太郎さんインタビュー) イラン・イラク戦争のさなかの '83 年の 12 月ころに、取材のため にイランに入るのに、テヘランにはまっすぐ行かず、イスラエルか ら密入国でレバノンに入ったりしたので、結局テヘランに着くまで 2カ月くらいかかりました。今考えるとイスラエルのプレスカード だったから、イスラム教の過激派に捕まっていたらスパイ容疑で命 はなかったでしょうね。怖いもの知らずだから、いけいけどんどん という感じでした。 このころ、レバノン沖合いにアメリカの戦艦が停泊していて、その 戦艦に乗って記事を書けと東京から言ってきたんです。交渉すると、 危険だからアメリカ市民でない他国の人間には責任が持てないから と断られた。困った、なんとかして乗らなければならない。ハッと 思い出したのが、成田で買った浮世絵のついているコンパクト。 それを戦艦の大佐だったかな、彼に「娘さんに」なんて言いながら さんざんくどいて、やっと、アメリカのケーブルテレビのクルーと 一緒なら、ということでOKが出たんです。 ヘリコプターに乗って海上すれすれに飛んで着艦し、船の中を案内 してもらったんですけど、南部なまりの英語でわけがわからない。 しょうがないと思って見たままを書きましたが、僕の英語力に比べ てすいぶん無謀なことをたくさんしました。でも、そんなことをし ているうちに度胸がつきましたね。 ☆--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--★ CNN ENGLISH EXPRESS 12月号 絶賛発売中!!        http://ee.asahipress.com/ ☆ 鳥越俊太郎 巻頭インタビュー  ☆ アッと驚く! 頻出表現のびっくりウラ意味 ☆ 小泉圧勝に終わった郵政解散選挙 ☆ 米国の災害危機管理のずさんさ       他にも、香港ディズニーランドについてなど多数の記事掲載!   ショーン・ペンやジェニファー・コネリーも登場! ★--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--☆ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】連載=日本人英語につける薬 〔 第20回 ● 国によるアクセントの違い 〕 前々回、「TOEIC スコア・アップの秘密」について書いたが、来年5月から TOEIC は新テストに移行することが発表されている。そして、リスニング・ セクションではアメリカのほかイギリス、カナダ、オーストラリアの発音も 採用されることになった。国際コミュニケーションのツールとしての英語を 学ぶ人たちは、いまや多様な発音に対応できなければいけない時代になって いるということだろう。そこで今回は、国による発音の違いについて考察を してみよう。 “automatic”という単語がある。 これを、イギリス人はまさしく表記どおりに発音する。良い教育を受けた人 (“educated speaker”と呼ばれる)は、特に [t] の音がはっきりしていて、 まるで口から吹き出される息が見えるようだ。 これに対し、 ほとんどのアメリカ人の発音では、 [t] の音がほとんど聞こ えない。 当然である、発音してないのだから。“audomadic”のように表記 するのが、アメリカ人の発音にはいちばん近いかもしれない。 この [d] は、弱まった [t] だと思えばよいだろう。イギリス人の発音では あたかも踊っているかのように元気のよかった [t] が、 ずいぶんぼんやり した音になるのだ。私の通訳者としての先輩である寺井さんなども含めて、 アメリカで勉強した人たちは皆、この発音である。 カナダも、どちらかといえばアメリカ寄りだ。 この“automatic”の発音は、英米でかなり違いがある(in stark contrast) うえ、その違いが1語で2回聞ける。だから、私は、英米の発音の違いの例 としてレッスンでもよく紹介している。 ところが、現実には、それらの発音は両方とも“Standard English”なので ある。老舗のイギリスとスーパーパワー・アメリカの英語なのだから。 でも、それで国際語として問題はないのだろうか? 私の考えでは、まったく問題なしである。 理由は単純だ。イギリス人とアメリカ人が会話する中でこの語が出てきても、 通じないとか誤解が生じるとかいった事態は起きないからである。全然問題 なく通じる。その訳は、リズムと強勢の位置が同じであることにある。そう、 発音で大切な要素は個別の音だけではないのだ。であるから、部分的に音が 違ってもコミュニケーションには支障がない。 さらに面白い現象がある。たとえば、イギリス人がアメリカ人に、 “Will this system provide automatic transfer of the data?” (このシステムはデータの転送を自動でやってくれるんですか?) などと話したとすると、アメリカ人は、 “Yes, that'll be audomadic.”(ええ、それは自動ですね) というふうな言い方で答えを返すのだ。 これは、単に相手の発音に合わせる気がないということなのかもしれないが、 ひょっとすると、彼らの耳には相手の発した音が自分たちの音と同じように (無意識的に修正されて)聞こえてしまっているからなのかもしれない。 もうひとつ、これに関連した例を示そう。 私が現在勤務している通訳室では、予約されていない仕事を頼まれることが 時々ある。そういうとき、 “(This is) Unscheduled, but I need an interpreter for 5 minutes.” (予定にはなかったけれど、だれか5分ほど通訳をしてもらいたい) などと言ってくる。これがイギリス人だと、“unscheduled”は [k] の音を 発しないのであるが、これを聞いたアメリカ人通訳者は、 “Unscheduled, huh.”(予定にはなかったよな) などと、日本人の「スケジュール」に大変近いアクセントで応じる。 この場合は、 [k] というかなり強い音が関わっているので、 聞こえないと いうことはないはずだ。 しかし、アメリカ人に「イギリス風に言ってみなよ」、またはイギリス人に 「アメリカ風に言ってみなよ」と言っても、お互い相手に合わせる気はない らしい。それどころか、「タイヤ」のスペルがどうのこうの(アメリカでは “tire”だが、イギリスは“tyre”とつづる)と始まったりする。 普段は、“Let's leave each other alone.”(お互いに不干渉でいこう)と いうことか。 カナダでは、この“schedule”について、イギリス風とアメリカ風、両方の 発音が使われている。面白いのは、自分が慣れていないほうの発音を初めて 聞いても、即理解できるということだ。文脈(context) を理解していれば、 であるが。 オーストラリアでは、“automatic”も“schedule”も、 イギリス風の発音 である。基本的に、オーストラリアではイギリス色が強いといえる(この点 については、私はオーストラリアにも住んだことがあるので、いつか改めて 述べてみたい)。 最後に、ある英語の権威の言葉を引用しておく: “...Besides, it would be boring if everyone had the same accent.” (さらに言えば、だれもが同じアクセントだったらきっとつまらないだろう) ◆ 今回のワンポイント・アドバイス ◆ 日本語と英語の大きな違いとして、英語では文の最初に結論を言ってしまう ということがよく引き合いに出されますが、これには例外もあります。 “What in the world are you doing?”と言えば「いったい何をやっている んだ?」ということですが、 この文の最後に“for”を付けると「いったい 何のためにやっているんだ?」という意味になります。 つまり、“Why are you doing that?”とほぼ同じ意味になるわけです。 文末にくっつけるだけで文全体の意味が変わるのですから、 この“for”を うまく利用すれば、文の最初に結論を言ってしまうというルールに縛られず、 話の途中で気持ちを少し変えることができるのです。また、文法の間違いも、 瞬時に直せますよ。“What are you reading this...for?”という具合に! == 執筆者プロフィル Shawn Seki (ショーン・セキ) 30 年を北米で、20 年を日本で過ごす。和洋を行ったり来たりの人生。 自称「本邦初の現代口語英語評論家」。 持論は、「英語は生きている」、「英語はからだにイイ」。 現在、通訳・翻訳、TOEIC / 英会話・企業研修講師などで活躍中。 最近、外資系企業で、外国人社員のための日本語講師も始めた。 本人へのご意見・ご連絡は下記まで。 ご意見お待ちしております。 PHONE : 090-9291-4085 E-MAIL : skiskiski2000@hotmail.com ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥☆SBS ELT NEWS☆    ~ 最新の輸入英語教材をご紹介 ~ http://www.schoolbookservice.com/ ☆SBS ELT NEWS☆ ∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】あとがき 明日はボジョレーヌーボーの解禁日です。 ワインファンならずとも、今年の新酒の出来を楽しみにして いる人は多いことでしょう。普段はビールばかりぐびぐび飲 んでいる僕も、指折り数えて心待ちにしていました。 ボジョレーヌーボーは毎年 11 月の第3木曜日が解禁日。 フランスのボジョレー地区で作られた、限られた銘柄の新酒 だけがその名を冠します。 渋みの少ない、その若い味については好みが分かれるでしょ うが、“解禁日”というイベントに心ひかれます。 仕事帰りに友人とバーに集まり、日付けが変わった瞬間にコ ルクを抜き、乾杯をする…。そんなスペシャル感がいいんで しょうね。 あと半日で解禁か…、早く飲みたいな。 って、いかんいかん、仕事しなきゃ。 (橋) □■今号の一冊・・・ 『浅田勝美の21世紀のワイン』 http://www.bookman.co.jp/details290.html --------------------- ◆次号は 12 月 7 日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記URLよりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━