**** 2005/12/21 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第25号!***** 年の瀬も押しせまり、目まぐるしい日々がつづきますね。 当メルマガも今号が年内最終号となります。 今年一年、ご購読 頂いたみなさんに感謝です♪    http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 EEキャンペーン、当選者発表 【2】 松本大さん、インタビュー裏話 【3】 連載=日本人英語につける薬 【4】 あとがき ♯ロング・スロー・ディスタンス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】EEキャンペーン、当選者発表 CNN ENGLISH EXPRESS 年間定期購読キャンペーンとして、電子辞書 付リスニングプレーヤー「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」を3カ月連 続(10 月~ 12 月)で合計4台をプレゼントしています。 11 月にお申込み頂いた方の中から、厳正なる抽選の結果、1名の 方が当選されました。 おめでとうございます! ★…---…---…---…---…---…---…☆ 「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」当選者 ☆…---…---…---…---…---…---…★ ・前田利博様(三重県) ※ 12 月にお申し込み頂いた方の当選発表は来月になります。 …………………………… ■「Dr.VOICE neo SV-E1100CE」(セイコーインスツル) 「学習テキスト+音声再生+電子辞書」が1台になった画期的な英 語学習ツール。小社刊『100万語聴破CDシリーズ』全10巻の 音声とテキストを1枚に収めたコンテンツカード付きなので、リス ニング学習にも最適です。 ◎この製品に目をつけたEEでは、セイコーインスツルさんにお願 いして、定期購読キャンペーンのプレゼントに特別に提供して頂く ことにしました。 ◎12 月 31 日までのキャンペーン詳細はこちら↓ http://ee.asahipress.com/subscriptioncam.htm ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】松本大さん、インタビュー裏話 EE1月号の巻頭インタビューは、'01 年にアメリカの経済誌『フ ォーチュン』の“次代を担う世界の若手経営者 25 人”に選ばれた、 マネックス・ビーンズ証券株式会社代表取締役社長 CEO 松本大さん。 金融界での風雲児は英語習得も異色。大学生のとき英語ができずに 辛い経験をし、その体験をバネに外資系の会社に入って英語の達人 となったツワモノです。誌面ではご紹介できなかった部分をメルマ ガ読者にご紹介します! …………………………… ―― 取材で同席された帰国子女の広報の方によれば、松本さんの英 語は話の組み立て方がお上手だとか。 松本: 彼女にはわかりやすい英語だといわれるんですけど、たぶん ボキャブラリーも文法も中学生レベルだと思います。発音だってそ んなによくないし。考え方がアングロ・サクソン的だと言われます ね。ただでさえボキャブラリーが少ないし、間違いなくちゃんとや らなきゃと思っているから、話の組み立て方に注意して、論理的に 考えようとするうちにそうなってきたんだと思います。イタリア風 アクセントというのかな、そういう英語を話すイタリア人と話して いて、彼女はよくわからなかったんですけど、僕はちゃんと理解で きて、そのときは『オレもずいぶん来たな』と思いました(笑) ―― 松本さんのように金融界で働くために、必要な英語力はありま すか。 松本: 数字は 10 個しかないから簡単です(笑)。英語でとくに必 要な能力はありませんが、金融のビジネスをやるのであれば、論理 的思考は大切です。論理的思考がいいとは言えませんが、金融をや るからには必要ですね。あと、ユーモアのセンスはあったほうがい いと思います。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう! ●詳しくはこちら ⇒ http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】連載=日本人英語につける薬 〔 第22回 ● ショーンの英語関係10大ニュース 〕 前回、「クリスマスについてはまたの機会に」と記したが、この場で少し。 北米では、“Christmas”はとっても“giving”な時、思いやりの時である。 ほとんどの町では、ホームレスにもクリスマス・ディナー(ターキー・ディ ナー)がふるまわれる。英語の“compassion”が実践される時なのだ(余談 ではあるが、この“compassion”という言葉、故マザー・テレサがよく口に したのは当然として、仏教のダライ・ラマもよく使っている)。 また、家族メンバー間ではプレゼントの交換が行われ、実家を離れて暮らし ている人たちもなるべく帰省しようとする。“We are a close family.”な どという言葉がよく聞かれるのもこのころだ……ことさら言う必要もない、 当たり前のことのような気もするが。 私も、カナダでまだ右も左もわからないころ、ある家庭のホームクリスマス に呼ばれてとても感激した。とにかく、心が暖かいのがクリスマスである。 それに対して、“New Year's Eve”はまったく違う。レストランやホテルが パーティー券を売り、そのパーティーはカップルを中心にドンチャン騒ぎ。 そして最後は新年までのカウントダウン。宴がお開きになると、カップルた ちはそれぞれ……。 クリスマスとお正月の位置づけが、日本とは反対みたい? まあ、そういう ことです。 ところで、年も押し詰まり 10 大ニュースが云々(うんぬん)される時期だ。 そこで、このコラムでは“Shawn's Top Ten, 2005”の大発表!  英語に関係する話を 10、独断で選んだ。 大発見(?)もあるが、今までと重 複するところはお許しを。ランキングは特になくて順不同だが、いちおう番 号は付ける。 (1) 紅白歌合戦に白組から出場ということで今話題の和田アキ子が、あるテ レビ局の企画でアメリカに渡り、現地のゴスペル合唱団と一緒に彼女のヒッ ト曲“Let's Sing a Song”を歌った。 このとき、この黒人コーラスは、“a song”のところの“a”を、“long a” つまり「エイ」のように発音する。ところがアッコは「ア」とやっている。 何回一緒に歌っても変わらない。 英語では、はっきり“a”を示すときには “long a”なのだ。 さらに面白かったのは、アッコも周りも気がつかなかったことだ。これで、 「人はある程度予想しながら相手の声を聞いている」という私の考えが確認 されたような気がして、個人的には大興奮だった。 (2)“In English?”……映画の中のセリフだが、「英語で?」ということで はない。難しい話をしている相手に、このたった一言で、「もっとわかりや すく説明しろよ!」と伝えているのだ。先生方、反省! (3)「赤鼻のトナカイ」の原題は“Rudolph, The Red-Nosed Reindeer”で、 「ゴマすり人間」は“brown-noser”(語源は調べたらすぐわかる)。 そして ブッシュ大統領は、イラク内の反米勢力の首謀者を“hard-nosed killers” と呼ぶ(この場合は「冷酷な殺し屋」か?)。 (4) そのブッシュの迷言の最新版。 先日は“Those who enter the country illegally violate the law.”と発言したが、これも思わず「ブフッ」もの だ。「違法に入国する者は、法に反する」と、同じことの繰返しになってい る。まあ、このたびは、文法的には OK で、ともかく言わんとするところは 伝わるが。 (5)「TOEIC(R) テストをリニューアルいたします」。日本における TOEIC の 実施・運営を担う組織の案内だが、このカタカナ英語は間違い。これを英語 の権威組織が使っているという事実を、実に残念に思う。 “renewal”は、 契約や免許などの「更新」に使われる語である。実際、TOEIC の開発・作成 を担っているアメリカの“ETS”の案内では“...is being redesigned.”と なっている。 (6)“restructuring”は「再構成、改造すること」を意味する語のはずが、 日本では「首切り」のイメージが定着してしまった。ある会社では、それを 考慮してか、 “realignment”とか“reorganization”などと言っている。 いわゆる、ひとつの“trauma”ですな。 (7)“He grinded his way around the golf course.”……これはタイガー・ ウッズが相手の選手を称えて述べた言葉。歯を食いしばってがんばった様子 がわかる。ところが、この“grinded”は文法的には正しくない。 「~をギ シギシこすり合わせる」 という意味を持つ“grind”という動詞の過去形・ 過去分詞形は、本来、“ground”とすべきなのだ(「牛ひき肉」を“ground beef”と言うが、この“ground”は“grind”の過去分詞形)。 でももう、この一見間違った使われ方を、だれも気にしない。逆にこのケー スでは、“grinded”のほうが気持ちが伝わる。 “ground”では発音が変わ りすぎるのだ。 私たちは今、英語が変化する真っただ中にいる。CNN のクリスチャン・アマ ンプーアが数年前、戦場から “The story is not over, we are right in the middle of it.”と砲弾の音の中、名レポートしたことを思い出す。 (8) あるアメリカ人翻訳者が「“responsible”と“accountable”はまった く同じだ」と言ったので、「そんなはずはない」と言ってやった。 別に明快な説明がすぐにできたわけではないが、違いがあると思った理由は ある。まず、“accountable”の動詞形の“account”は、“The snow storm accounted for a high-way closure.” のように「そのせいで」という意味 に使われるが、“responsible”にはそういう動詞はない。 次に、長い歴史 のある英語がこの2つの言葉を持っているのには、理由があるはずである。 それに、響きが違いすぎる。 その後、彼が調べた結果、 法的な意味には“accountable”が使われること がわかった。そのときの私への言葉は“Thank you.”……素直なもんだ。 (9) ヨー・ヨー・マというチェリストの、コンサートでの初めの挨拶。実に 短い言葉が、気持ちのイイ声で会場に響きわたる。 “Ladies and gentlemen, my name is Yo-Yo Ma, I am your cellist for tonight.” これで聴衆は大拍手。 キーワードは“your”(あなたの)だ。心が伝わる。 見習いたい。 (10) レッスンで生徒に 「“Thank you.”という文の主語は?」と聞くと、 「えっ?」という顔をされることがしばしばだ。         I THANK YOU FOR READING MY COLUMNS AND      WISH YOU A MERRY CHRISTMAS AND A HAPPY NEW YEAR! ---Lots of Love and Kisses--- ◆ Classified: Position Wanted ◆ Seeking an interpreting (E/J)and/or teaching (English) position. Well experienced with solid track records in both fields. Japanese male, age 49, in excellent health. Based in Tokyo but will travel. If interested, please contact Shawn at number or address below. == 執筆者プロフィル Shawn Seki (ショーン・セキ) 30 年を北米で、20 年を日本で過ごす。和洋を行ったり来たりの人生。 自称「本邦初の現代口語英語評論家」。 持論は、「英語は生きている」、「英語はからだにイイ」。 現在、通訳・翻訳、TOEIC / 英会話・企業研修講師などで活躍中。 最近、外資系企業で、外国人社員のための日本語講師も始めた。 本人へのご意見・ご連絡は下記まで。 ご意見お待ちしております。 PHONE : 090-9291-4085 E-MAIL : skiskiski2000@hotmail.com ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥☆SBS ELT NEWS☆    ~ 最新の輸入英語教材をご紹介 ~ http://www.schoolbookservice.com/ ☆SBS ELT NEWS☆‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】あとがき 先日、「L.S.D.」(ロング・スロー・ディスタンス)というト レーニング方法を先輩から聞きました。 ランニングトレーニングのひとつで、ゆっくりとしたスピード で長距離を走ることによって、心肺機能が高められるそうです。 普段不健康な生活を送っている僕ですが、“ロング・スロー・ ディスタンス”という言葉の響きと、その姿勢が気に入って頭 から離れずにいます。 日々、ちょっとずつでも持続して長い目標に向かっていけたら いいなと考えていたところなので、思うところが多かったです。 2005 年も残すところ十日あまり。 新年を迎えるにあたって、なにかしら目標がほしいものです。 仕事に追われて日々慌しく過ごすのは悪いことではないでしょ うが、忙しさを言い訳にしてやりたいこと、やるべきことをな おざりにするのはいけないな、と。 ロング・スロー・ディスタンス。 ちょっとずつ、日々進んでいけるようにしたいです。 (橋) □■今号のおすすめ・・・ 『おとなりのクマグマ』もスタート! http://www.bookman.co.jp/ --------------------- ◆次号は 1 月 18 日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━