**** 2006/03/15 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第30号!***** 暖かくなったと思ったら寒さが戻ったりで、寒暖の変化が激しい ですね。桜の時を迎える前に、きちんと体調管理をしましょう! http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 新刊・好評既刊のご案内 【2】 滝川クリステルさん、インタビュー裏話 【3】 連載=日本人英語につける薬 【4】 あとがき ♯ざっか漬けな日々 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】 新刊・好評既刊のご案内 <最新刊> □『MiND(マインド) 心の哲学』 ジョン・R・サール=著 山本貴光・吉川浩満=訳   ⇒http://www.asahipress.com/2006/mind.html 哲学から心理学・生物学・脳科学に至るまで、多くの人の心をとら えて離さない最難問 ―― 「心とは何か」への、第一人者による魅 惑的なイントロダクション。 <好評既刊> □『心脳問題 ― 「脳の世紀」を生き抜く』   山本貴光+吉川浩満=著   ⇒http://www.asahipress.com/new3/sinno_mondai/ ― 脳がわかれば心がわかるか? 脳科学の急速な発展の中で、正気を保つための常識と作法を示す、 誰も教えてくれなかった「脳情報とのつきあいかた」。 ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 滝川クリステルさん、インタビュー裏話 EE4月号の巻頭インタビューは、『ニュース JAPAN』の美人アナ ウンサーとして多くのファンをもつ滝川クリステルさんです。 滝川さんはフランス人のお父様と日本人のお母様との間に生まれた ハーフですが、だからと言って苦労せずに言葉がマスターできたわ けではありません。人並み以上に勉強して語学を修得してきました。 滝川さんの語学への考え方は本誌でふれていますが、ここでは誌面 では紹介できなかった滝川さんの夢をメルマガ読者にご紹介します! …………………………… (以下、滝川クリステルさんインタビュー) 私は、いろいろなところへ行って、いろいろな人に会うのが大好き なんです。だから『世界ふしぎ発見!』などを見るのが好きなんで すよ。若いころはエネルギーがいっぱいで、世界中を回ってリポー トしてみたいなんて思ったりしたんですが、最近はだんだん気持ち が落ち着いてきて、今は、昔から好きだったドキュメンタリーの仕 事をしたみたいですね。海外に行って現地の様子を伝えながら、自 分でナレーションするというような仕事です。ドキュメンタリーは 夢みている仕事ですね。 一時期アメリカのサンフランシスコにすごく住んでみたい気持ちが あったのですが、今住んでみたいところはパリですね。生まれた国 でもあるし、ちょっと戻りたいなって思います。あと、着いたとた ん「フランスだ」っていう香りがあって、それが好きなんです。 フランス語をしっかり極めて、フランスで基盤を作りたいなって思 います。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう!     ◎詳しくはこちら ⇒ http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 連載=日本人英語につける薬 〔 第27回 ● CNN 重要頻出単語 '05 もうひとつの楽しみ方 〕 EE4月号の付録(supplement)「CNN 重要頻出単語'05」は 2005 年の重要単語 183 をまとめたものだ。 これは、統計的裏づけを持 って作成されたすごい教材 (absolutely remarkable application of statistics) といえる。 統計といえば、カナダではすでに 30 年以上も前から、 “Statistics Canada”(カナダ統計省)という 政府機関があるなど、積極的に取り組んでいるが、日本ではこの分 野での遅れは否めない。例えば、私の知る自動車メーカーでは今で も、データはあるが集計も分析もされていない (Data exist but they are neither aggregated nor analyzed.) ということが、大 きな問題(major issue)となっている。 この付録の編集に携わった皆さんに、しかるべき敬意を払いながら (with all due respect to the editors of the supplement) 私 から見た、口語的、体験的使用例を紹介したい(付録をまだ見てい ない読者の皆さんも、ぜひご一読ください)。 ■“reform”: この言葉には、法や仕組み、組織を「改善する」意 味が含まれる。日本では、建物などのリフォームとしての用法が一 般的だが、英語ではそういう意味には使われない。「郵政改革」は “postal reform”となり、ビルを「改築する」は “renovate”や “remodel”“make over”などとなる。また人間の性格は“reform” できることから、「少年院」は“reformatory”と呼ばれる。 ■“deadly”: この副詞のようにみえる形容詞は、時に反意的に使 われる。例えば、実際にゴルフのテレビ中継で、次のように用いら れたこともある。 “Aoki is deadly from 100 yards in.” (青木は 100 ヤード以内からは正確無比だ) 今風の言い方としては、 “Ayu looks deadly in her new CD cover.” (新しいCDジャケットのあゆは、すごく魅力的だ) のようにも使われる。 ■“math”: 分かりきった数字の計算が絡む話をするときに “You do the math.”(計算はまかせるけど)という言い方をする。 “How old is she? She was born in the year of Tokyo Olympics, you do the math.” (彼女は何歳かって? 東京オリンピックの年に生まれたんだよ、 計算してみな) 余談ながら、私の友人で Abigail というイギリス人女性は、IT の 専門家で“so-called computer wiz”(いわゆるコンピューター・ ウィズ)だ。 “Cambridge”(ケンブリッジ大学)で“math”を専 攻(major)した才女である。ちなみに“wiz”は“wizard”(驚嘆 の才能の持ち主)の略。 ■“bet”: もともと、 「賭け(る)」という意味。私のカナダ人の 先輩で、人の話に同意するときにはいつも “You betcha!”と言う 人がいる。“You betcha! =You bet you!”で、「そのとおり」と いう意味である。 ■“cellphone”: 今やアメリカでは、携帯電話は “cell”でもい い。“I forgot my cell today.”(今日、携帯を忘れてしまった) などと言う。しかし、イギリス人はみな“mobile phone”を使う。 ■“definitely”: 以下はエンジニアの会話の実例である。 “Will this tool help us develope a better quality control system?” 「このツールは品質管理システムを向上させるのに役に立ちますか」 “Most definitely.” 「間違いなく役に立ちます」 この場合の“definitely”は“absolutely”に近い。 もうひとつ、“Definitely, definitely maybe.” (間違いなく、 かもね)などは、意思のはっきりしない日本人を皮肉っている表現 で、本人の目の前では使わない(not to his face)。 ■“mean”: 動詞のもとの意味は「意味する」だが、同じつづりで 「厳しい」「意地悪な」という意味の形容詞もある。 “Mommy, don't be so mean to me.” (ママ、私にそんなに意地悪しないで) とは、うちの子供の友達である Alicia という女の子が4歳くらい のとき、お母さんに叱られて言った言葉。さらに、次の反意的用法 は、その同じ子が数年後に言った言葉だ。 “My mom makes the meanest meat loaf in the world.” (お母さんの作るミートローフは世界一美味しいのよ) ■“shoot”: 「撃つ、飛ばす」という感じ。アメリカ人の Don に、 “I've got something I want to talk to you about.” (相談が あるんだけど)と言ったら、“OK. Shoot!”(よし。言ってみろよ) と言われた。 ◆ Shawn's Curiosity(ショーンの興味は尽きない)◆ 前述の同僚のイギリス人女性 Abigail が、メールで “..., seeing I shan't have to attend the meeting.” (私は、ミーティングに出なくていいから……) と送ってきました。“seeing”の使い方もかっこいいのですが、な んといっても“shan't”(=shall not)には参りました。しかし、 アメリカ人通訳者は気取ってるよう(snobbish)に聞こえると言う し、私も聞いたことがありません。イギリスでは普通なのでしょう か? 彼女の同僚たちに聞いてみたところ、“posh”(上流階級っ ぽい)ということで、大いにからかわれました (was teased)。今 や、上流はカッコよくない(It's not cool to be posh.)のです。 3月17日は “St. Patrick's Day”です。アイルランドの聖人の お祭りですから、世界中でアイルランドの血を引く人々がお祝いを します。彼らは“go on a bender”(飲んで騒いで)本気で朝から 飲むと“claim”(公言して)います。詳しい“stats”(統計)は ありませんが、東京でも表参道でパレードがあるようです (stats は statistics の略)。 ◆ Classified: Position Wanted ◆ Seeking an interpreting (E/J)and/or teaching (English) position. Well experienced with solid track records in both fields. Japanese male, age 50, in excellent health. Based in Tokyo but will travel. If interested, please contact Shawn at number or address below. == 執筆者プロフィル Shawn Seki (ショーン・セキ) 30 年を北米で、20 年を日本で過ごす。和洋を行ったり来たりの人 生。自称「本邦初の現代口語英語評論家」。持論は、「英語は生き ている」、「英語はからだにイイ」。 現在、通訳・翻訳者として自動車業界の英国系コンサルティング会 社に勤務のほか、英語講師として活動中。 最近、外資系企業で、外国人社員のための日本語講師も始めた。 本人へのご意見・ご連絡は下記まで。 ご意見お待ちしております。 PHONE : 090-9291-4085 E-MAIL : skiskiski2000@hotmail.com ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥☆SBS ELT NEWS☆    ~ 最新の輸入英語教材をご紹介 ~ http://www.schoolbookservice.com/ ☆SBS ELT NEWS☆‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 あとがき ここのところ、“Fire-King”(ファイヤーキング)が気に なります。 1940 年代~ 1970 年代に、アメリカのガラ ス会社、Anchor Hocking(アンカーホッキング) 社が製 造していたテーブルウェアのブランドですが、 昨今では レアなアイテムとしてコレクターに愛されています。 前から好きなブランドだったのですが、 先日ひょんなこ とから、 Fire-King を多くあつかっている雑貨屋さんと 知り合うことができ、一層愛着がわくようになりました。 吉祥寺にある小さなお店なのですが、お客さんは老若男女、 いろいろなひとがアメリカン雑貨を探しもとめてやってく るそうです。 年配の常連さんなどは、「わしがアメリカにいたころは、 Fire-King はどの家にもあったものじゃ」「当時はこん なに高くなかったのに…」なんて語られたりするとか。 楽しそう! 雑貨が大好きなのでうらやましい…。 耐熱に優れ、何年も手元に置いておける一品。日々の生活 に、ちょっとしたうるおいを添えてくれそうですね。 Fire-King には Anchor Hocking 社製造印として、錨が 刻まれているとのこと。刻まれたロゴをなでながら、そ の歴史を鑑みたりしてもいいのでは? (橋) □■吉祥寺の雑貨屋さん・・・ Hammer's Junk(ハマーズジャンク) http://www.petitfun.com/hammersjunk/ --------------------- ◆次号は4月5日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 → hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら → http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━