**** 2007/04/04 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第54号!***** 先週末は桜の盛りで、どこもすごい賑わいでしたね。 桜並木を眺めながらのぶらり歩きが楽しい時期です。 http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】「u-CAT」、サイトオープン! 【2】 EE5月号紹介 ~CD2枚付き特大号~ 【3】 連載= Express Yourself 【4】 あとがき ♯笑顔の熱闘 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】「u-CAT」、サイトオープン! 新 TOEIC TEST 対策に特化したeラーニング・システム、「u-CAT」 (ユーキャット)が今週スタートされました。 ◎「u-CAT」詳細ページ ⇒ http://www.asahipress.com/u-cat/ 就職にもビジネスにも。 早く、安く、高スコアを手に入れたい方はぜひ! ★…---…---…---…---…---…---…☆  EE Club 特別割引販売 ☆…---…---…---…---…---…---…★ 『eラーニングによる新 TOEIC TEST 徹底レッスン』 (u-CAT 年間アカウント付きガイドブック)             ▼ ▼ https://club.asahipress.com/member/customer/member_enter.html ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 EE5月号紹介 ~CD2枚付き特大号~ ◆ 特集  ̄ ̄ ̄ ̄ 自分の英語勉強法はいったい正しいのだろうか、もっとほかに効果 のある方法があるのではないだろうか、と悩んでいる方が大勢いま す。「勉強法の決定版」をうたう数多くの本が出版され、インター ネットにも勉強法に関するページが満ちあふれていますが、どれが 本当に有効か見極めるのは難題です。そこで、今月号では実際に EE 読者が実践し、効果を上げている勉強法をご紹介します。いわば有 効性が実証済みの方法ですから、ぜひ試して、英語力の向上を実感 してください。 ◆ ショウビズ・トゥデイ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『オール・ザ・キングスメン』に主演するショーン・ペンがゲスト。 本作はピュリツァー賞を受賞した同名小説の映画化で、ペンは実在 した伝説的な政治家、 ルイジアナ州知事のヒューイ・P・ロングを 演じています。インタビューの中では、そのルイジアナ州を直撃し たカトリーナ襲来時における政府の救援の遅れなどについて、自身 の思うところを語っています。また『ミスティック・リバー』では アカデミー賞を受賞した彼が、自身の演技スタイルについても語っ ています。 ◆ 特別インタビュー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ マイクロソフト会長のビル・ゲイツが登場します。満を持して5年 ぶりにようやく発売の運びとなった新しい OS、Vista。 3D フリッ プ画面など今までにない新しい機能満載の Vista を、 ビル・ゲイ ツ会長自らが語ります。 ◆ アンダーソン・クーパー360°  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '08年アメリカ大統領選の民主党候補として名乗りを上げたバラク・ オバマ氏について検証します。連邦議員としてまだ1期目で45歳の 彼が急速に支持を集めているのは、ドラマティックな生い立ちや演 説のうまさからでしょうが、すでに「ケネディの再来」ともてはや されています。支持率でトップをいくヒラリー・クリントン議員に 迫る勢いですが、はたして彼は次期大統領として適任でしょうか。 ◆ カッティング・エッジ【new!】  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今月号からスタートした新コーナー「カッティング・エッジ」では、 医療・科学の最先端情報をお届けします。第1回目の今回は、米国 の再生医療について紹介します。膀胱機能に異常を抱えた患者に対 して、通常とは異なる治療法が行われました。その治療法とは、患 者自身の細胞を膀胱から取り出し、それを体外で培養した後、でき た膀胱を再び患者に戻すという画期的な移植治療です。 ◆ DVD で楽しく英会話【new!】  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ DVD でリリースされたばかりの海外ドラマや映画から、使える英語 表現をご紹介します。今月取り上げるのは、人気サスペンスドラマ の『CSI:科学捜査班』シーズン4。立教大学のゲーリー・スコット・ ファイン先生が、ネイティブとの会話が弾むとびっきりの一言を、 楽しくわかりやすくご紹介します。 ◆ CNN特集  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ブッシュ大統領の一般教書演説をお届けします。米大統領は、毎年 1月下旬に一般教書演説で1年間の施政方針を述べますが、今年ブ ッシュ大統領が強調したのは、内政面ではエネルギー供給の多様化 についてでした。代替エネルギーを開発し、ガソリンの消費量を今 後10年間で2割減らして、石油輸入量を減らそうと呼びかけました。 外交面では、議会多数派の民主党が反発するイラクへの米軍増派に 理解を求めました。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう!     ◎詳しくはこちら ⇒ http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 連載= Express Yourself   <ビミョ~>な日本語、英語で言ってみよう! 〔 第15回 ★ 「マター」に待ったなし! 〕 サラリーマンなどの間で使われるカタカナ語が最近気になってい ます。中にはとってもオリジナルな使い方で感心させられるもの もけっこうあるんですよ。 ┌───────────────────────────┐ ●部長A「○○銀行からファイナンスの件でレスポンスは  ●      あったかね?」 部下B「あ~、それはですね、C課長マターなんで、ボクは ●    タッチしてないんですよ」        ●           └───────────────────────────┘ 「ファイナンス」=「融資」 「レスポンス」=「反応」ないし「返事」 「タッチしてない」=「関わっていない」 「ボクはタッチしてない」に注目してみましょう。これを英語に直 訳すると“I haven't touched that matter.”です。意味が通じな いことはないのですが英語としてはやや「妙」です。「関わる」に は、もっとスマートな表現もあるので覚えておくとよいでしょう。 例えば、“be/get involved”や“participate”。 同じ「関わる」でも使う動詞によってニュアンスが変わります。 ┌────────┐ |be/get involved |“involve”は「巻き込む」というニュアン └────────┘スの強い動詞ですから…? “He is deeply involved in that case.” (彼はその件(ケース)に深く関与している) →“be/get involved”は「巻き込まれる」、つまり、ある程度   深く「関与」しているということです。 ┌──────┐ |participate |「参加する」という本来の意味をいかし… └──────┘ “He has participated in that plan.”  (彼はその計画に<参加して>/<加わって>きている) →目的語(plan, case, matterなど)に「一人のメンバーとして参  加」している「関わり方」。 冒頭の会話文に出てくるカタカナ語で一番気になっているのが「マ ター」です。 “matter”とは、そもそも手に取ることのできる(tangible)「物 質」「物」「成分」のことを表す単語。面白いことにもともと「物 質」的なところからだんだんと漠然とした「事象」を表す言葉とし て使われるようになりました。 「○○さんマター」のように、「ある『懸案事項』は『自分とは関 係ないもの』」として線を引くように人名・役職名にくっつけて使 う表現方法は厳密に言えば英語ではありません。 英語には「ひとごと」をもっと強く表す表現があります。 “That is not my business.” “That is none of my business.” (自分にはまったく関係ない) と突き放す表現がありますが、日本語の「○○さんマター」にはこ の“none of my business”な気持ちが見え隠れしていますね。 今、アメリカ合衆国でゴンザレス元司法長官が8名の連邦検察官を 政治的に解任したのではという「マター」が問題になっていますが ある共和党議員が、誰が責任をとるのか、という記者の質問に対し てこう答えました。 “That's the matter of President to take care.” (それは大統領がどうにかする問題ですよ) いわば、「それは大統領マターだ」ということですね。一方で当の ブッシュ大統領は “What's the matter?” (どこが問題なんだい?) とでも言わんばかりにゴンザレス元司法長官を擁護する姿勢をとっ ています。ただ、民主党は「何が何でも」=“no matter what”、 大統領の任命責任を含めて追及してゆくつもりのようです。“no matter what”は便利な表現で、 「とにかく」「何が何でも」とい う意味で文末に付け加えると使いやすいでしょう。 ところでこの政治的解任「問題」=“matter”の「核心」は一体何 なのでしょう? 「問題の核心」を表す表現はさすが英語、たくさんありますがここ では三つご紹介しましょう。 ┌────────────┐ |the heart of the matter | └────────────┘   → “heart”には「物事の中心」「本質」「核心」といった意味が あります。 ┌───────────┐ |the crux of the matter| └───────────┘   →“crux”を使うと、少しくだけた日本語になりますが「この件の <肝―キモ>」という感じです。もう一つ面白いのがことわざから きたこの表現。 ┌──────────────────┐ |a straw that broke the camel's back | └──────────────────┘ →直訳すると、「ラクダの背骨を折った一本の藁(わら)」。ラク ダの背に荷物を載せすぎた結果、一本の藁が背骨を折ってしまった というアラブの昔話からくるそうです。これは、「それ」を取り出 すとすべてがガラガラと壊れてしまうような、台無しになってしま うような「最後の一撃」を表します。「アキレス腱(けん)」や、 「弁慶の泣きどころ」とも近いような気がしますね。たとえそれが 「藁」のように小さなことがらであっても、大きな事柄を一気に変 える力を持っている、という意味合いから、「問題の核心」を表す ように使われることがあります。 元司法長官のゴンザレス氏をめぐる問題では、ブッシュ大統領の政 権内でつもりにつもった問題の中の「藁」となるのかもしれないと いうことで、次のように使ってもいいかもしれません。 “The former attorney general's matter might be ‘a straw that broke the camel's back.’” (元司法長官の問題は(ブッシュ政権への高まる不信感に)決定打  となる(トドメをさす)かもしれません) 元司法長官のゴンザレス氏をめぐる“the crux of the matter”と は何か? それは一言でいえば“corruption”=「汚職」です。こ れは“the corruption matter”なのです。 以前、このコラムで“cherry picking”に相当する「ヤマモモのよ りぐい」という慣用表現を教えていただいたことがあります。もし “a straw that broke the camel's back” に「これだ!」という 訳が思い当たりましたら、ぜひ教えてください。ではmatter! (しマッター…)。 ◇◆執筆者プロフィール◇七尾藍佳◇◆ コラムニスト(得意分野は国際関係&文学)。 2003年4月より3年半、TOKYO FM 朝の番組でパーソナリティ。 2006年10月より日本テレビ夜の報道番組『NEWS ZERO』(月-金)にて フィールドキャスターとして活躍中。http://nanaoaika.com/ 昭和53年5月26日 アメリカ合衆国ワシントンD.C.生まれ。 日本とスイス、韓国、チリ、サンフランシスコなどで生活。 東京大学教養学部地域文化研究科アメリカ文化卒業。チリに留学し て「南から北アメリカを考える」ほどの「アメリカ」オタク。 双子座O型、趣味はダイエットおよび美容全般。チクワ好き。 ◆当連載へのご意見・ご感想は下記までお寄せください。  → yonezawa@asahipress.com ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 あとがき 昨日は選抜高校野球の決勝戦でしたね。 顔合わせは、強豪校を次々と破り勝ち上がった常葉菊川と、 希望枠で選ばれ、春夏通じての初出場ながら快進撃を続けた 大垣日大。 東海勢同士による熱戦の結果は、常葉菊川が逆転での初優勝 を遂げましたが、大会を通じて印象に残ったのは大垣日大の 阪口監督の姿でした。 愛知の東邦高校で指揮を執っていた頃は、厳しい指導で有名 でしたが、今大会では笑顔で選手を励まし、チームを盛り上 げようとする雰囲気がテレビ画面越しにも伝わってきました。 指導方針について一概にどうとは言えないでしょうが、厳し い顔より笑顔の阪口監督の方が、見ていてすがすがしく感じ ました。きっと、監督自身そうなんじゃないかと。 夏に舞台を移し、またの活躍が楽しみです。(橋) □■今号の一冊・・・ 『調理場という戦場』 http://www.amazon.co.jp/dp/4255001537/ --------------------- ◆次号は4月18日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 → hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら → http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、 (オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━