┏┓ ┗■ 笑える英語の実践講座 vol.46 2006/05/16  └──────────────────────── _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 当メルマガは、英語および英米文化のツボを、ジョークを 通じてモノにしようというものです。「へ~」と思わずう なってしまうウンチクもてんこ盛り。しらずしらずのうち に英語力がつく、ちょっとエンタな英語講座です。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ http://www.asahipress.com/ ---------------------------------------------------- ■□「増量辞書無料ダウンロード」第4回開始! ---------------------------------------------------- 新世代ディクショナリー『E-DIC 英和|和英(イーディック)』。 ⇒ http://www.asahipress.com/e-dic/index.html その5大特長のひとつである、コンテンツが増える「増量 辞書無料ダウンロード」サービスの第4回が開始です。 ---------------------------------------------------- ●第4回 「海外生活英会話2(生2/)」 第2回「海外生活英会話(生/)」の続編で、やはり 英語圏に長期滞在する人を対象とした、「交通・旅行」 「電話・郵便・銀行」「教育・家事・医療」「娯楽・ 教養」「トラブル処理」「対人関係・おつきあい」と、 生活全般に即したお役立ち会話例文集が1000余。 【ダウンロードはこちらから】 ⇒ https://club.asahipress.com/member/edic/download.html ---------------------------------------------------- ■□ 第46回 □■ 本日のお題:夫の涙 ★【さあ、笑えますか】 金婚式の記念ディナーの帰り、夫の目に光るものを見た妻 は、50 年の幸せな生活を振り返った感動の涙かと無邪気に 聞いたのですが…。 "No," he replies, "I was thinking about the time before we got married. Your father threatened me with a shotgun and said he'd have me thrown in jail for 50 years if I didn't marry you. Tomorrow I would've been a free man!" ★【語句と和訳】 threatened me with a shotgun 「銃で脅した」 have me thrown in jail 「私を刑務所にぶち込ませる」 I would've been a free man 「自由な人間になっていたのに」 [注] 文法でいう仮定法で、過去に反対のことをしていたら、 「こうなったろうに」という結果を表す。 (「そうじゃないんだ」と彼は答えます。「結婚前のこと を思い出してね。あのとき、キミの親父は銃でわたしを脅 し、結婚しなかったら 50 年間わたしを刑務所にぶち込ま せる、と言ったんだ。《そうしてもらっていたら》明日は 晴れて自由の身になっていたのにと思うと…」) ★【笑いのツボ】 夫と妻の思惑のすれ違いはしばしばジョークの種です。女 性が強くなった今、夫を悲劇の主に仕立て、加害者である 女性の鈍感さを、男性の視点からちょっと皮肉ることで夫 族は鬱憤(うっぷん)を晴らしているようですね。 「あのときキミの親父に反抗して刑務所にぶち込んでもら っていたら、せめて明日からは自由の身になれたのに」と 言われては、妻もたまったものではありません。 threatened me with a shotgun とありますが、ここから 連想されるのが "shotgun wedding" という言葉です。 これは、娘をはらまされた父親が「うちの娘と結婚して責 任をとらないと、撃ち殺すぞ」と、男のところにショット ガンをもって怒鳴り込むところから生まれた表現です。今 でいう「できちゃった婚」のことですね。 ★【ちょっとウンチク】 銀婚式(25 年)、金婚式(50 年)、ダイヤモンド婚式 (75 年)というのは日本でもよく知られていますが、そ れぞれが宝石業界の商魂と結びついた呼称なんですね。 25 年の wedding anniversary には銀製品を、50th には 金製品を、そして 75th にはダイヤモンドを記念に勧めた わけです。 この他、30th の pearl(真珠)、35th の coral(珊瑚)、 40th の ruby(ルビー)、45th の sapphire(サファイ ア)、55th の emerald(エメラルド)と一応標準がある ようです。 なお、75th というのはきわめてめずらしいことなので、 1897 年に英ビクトリア女王がの治世 60 年を記念したお 祝いにちなんで、 結婚 60 周年にダイヤモンドを贈って 祝うのがはやり、滅多にない結婚 75 周年には double diamond(ダイヤ2個分)というのが標準だという説もあ ります。 ☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・:*:.☆.: ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ◆ 談 話 室 ◆ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ The alarm went off when the light went off. これは 「電気が消えると、警報が鳴り始めた」という意味です。 to go off は一方では to start の意味になり、一方では to stop という正反対の意味になっています。 同じ単語でありながら、反対の意味を持つものを contronym (コントロニム)といいます。 例を幾つか挙げてみましょう。 fast の副詞用法に moving quickly(すばやく動く)と not moving(じっとして動かない)の相反する意味があります。 [例文] He is running fast.    (彼は早く走っている)     This handle is stuck fast.    (この取っ手はしっかり固定されている) sanction も permit(許可)になったり、 penalty(罰) になったりします。 [例文] He obtained the sanction from the proper     authorities.    (彼はその筋の許可を得た)     The law provides for sanctions against offenders.    (法律は違反者に制裁を課する) 続きはまた次回に。 --------------------------------------------------- ■□ 笑えるバックナンバーを公開中! □■ http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html **************************************************** 筆者:宮本倫好(みやもと・のりよし) 略歴:神戸外国語大学卒業。コロンビア大学大学院修了。 産経新聞ロンドン、ニューヨーク特派員などを経て文教大 学教授。国際学部長、副学長を経て現在名誉教授。元日本 時事英語学会長。英語関連著書多数。 **************************************************** ---------------------------------------------------- ■ ダーリンはイギリス人 超リアル日常英会話集!! ---------------------------------------------------- 日英カップルのリアルな日常会話で、英会話下手からの 脱出! 普段のおしゃべりは、相手との呼吸、リズムや テンポがとっても大事、時には、ボケとツッコミも必要 かも(笑)そんな私たちの会話の空気、感じ取って下さい。   超リアルな英会話♪      ⇒ http://www.mag2.com/m/0000182291.html ---------------------------------------------------- ────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取 り)-(フォント)で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して 下さい。Mac や他のメーラーをお使いの場合Osaka等倍など 「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────── ◆当メルマガに関する感想やご意見を寄せください。 相互紹介も募集しています。 murakami@asahipress.com ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望さ れた方に配信しております。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログ インしていただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━