┏┓ ┗■ 笑える英語の実践講座 vol.59 2006/11/07  └──────────────────────── _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 当メルマガは、英語および英米文化のツボを、ジョークを 通じてモノにしようというものです。「へ~」と思わずう なってしまうウンチクもてんこ盛り。しらずしらずのうち に英語力がつく、ちょっとエンタな英語講座です。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ http://www.asahipress.com/  ★━━━━★ ☆――――――――――――――――☆  ┃ 新刊 ┃ |  このメルマガが本になった!  |  ★━━━━★ ☆――――――――――――――――☆      『笑うネイティブ』 1,260円(税込)      ジョークでおさえる英語のツボ!      爆笑ネタをたっぷり紹介しながら    飛躍的な英語力のアップをお手伝いします。    http://www.asahipress.com/2006/warau.html □■ 第59回 ■□ 本日のテーマ:Hillary vs. God(ヒラリー vs 神様) クリントン夫妻と副大統領だったゴア(Al Gore) が飛行 機事故で死亡し、三人とも神の前に出て、審問を受けるこ とになりました。 自分の信条を述べ、神が嘉(よみ)すれば、天国に行ける のです。まず、環境問題に熱心なゴアから。 Al replies, "I believe the combustion engine is evil and we need to save the world from CFCs." God thinks for a second and says, "Okay, I can live with that. Come and sit at my left." God then addresses Bill. "Bill, what do you believe in?" Bill replies. "I believe in power to the people. I think people should be able to make their own choices about things and no one should ever be able to tell someone else what to do." God says, "Okay, that sounds good. Come and sit at my right." God then addresses Hillary. "Hillary, what do you believe in?" Hillary then replies, "I believe you're in my chair." ★【語句と和訳】 combustion engine 「燃焼機関」 CFC = chlorofluorocarbon 「フロンガス」 live with that 「それを受け入れる」 power to the people 「人々に力を」 "Power to the People" は、60年代後半から70年代にかけ てのブラック・パンサーのスローガン。ジョン・レノンに 同名の曲(1971年)があります。 (アル・ゴアが答えます。「燃焼機関が悪の根源で、われ われは世界をフロンガスから救い出す必要があります」。 神はちょっと考えてから言います。「よろしい。それを受 け入れよう。ここに来て私の左側に座りなさい」と申され ます。 次いで神はビルに向かって言います。「ビルよ、あなたの 信じるところは?」 ビルは答えます。「私は人民の力を信じます。人民は物事 を自ら決断すべきで、また誰も他の人に、ああせよ、こう せよと言うべきものではありません」。 神は申されます。「うん、なかなかよろしい。私の右側に 座りなさい」。 神は続いてヒラリーに言います。「ヒラ リーよ、あなたの信じるところは?」 ヒラリーは答えます。「神様、あなたは私が座るべき椅子 にお座りです」) ★【笑いのポイント】 最後のヒラリーのせりふ「そこは私の席です」というのは、 「そこ(神の座)に座るべきは、本来、私です」という、 それこそ「神をも恐れぬ」せりふです。 さすが、やがて大統領の座につくだろうと言われている評 判の才女だけに、こんなことさえ言いかねないというとこ ろが、ジョークとして受けるのです。 ★【ちょっとウンチク】 ヒラリー夫人の聡明ぶりはつとに有名で、クリントンの選 挙運動の際は、"Buy one, get one free."(クリントンに 投票すると、おまけにもう一人ついてくる)と言われまし た。 当選後のビルはヒラリーを重用しましたから、「これじゃ Billary だ」と皮肉られました。 また、co-presidency (共同大統領職)という悪口も生まれました。 ┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓ ┃▼┃┃余┃┃談┃┃▼┃ ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ 今週も飲食物に関する idiom です。 ● hard stuff 「強い酒、アルコール度の高い飲み物」 [例文] Just a glass of beer, please. I'm not used to the hard stuff.     (ビールを一杯だけお願いします。強い酒はあま り飲んだことがないので) ● different kettle of fish 「まったく違ったもの、別物」 [例文] He practices a lot at home, but playing in the school orchestra will be a very different kettle of fish.    (彼は家ではよく練習しますが、学校のオーケス トラで演奏することはまったく別の話です) (注)kettle of fish には、「困った事態、混乱」と いう意味があります。 ● hot potato 「厄介な問題」 [例文] Whether or not to allow fox hunting in Britain     is a real hot potato.     (英国で狐狩りを許可するかどうかは厄介な問題だ) ● take ~ with a pinch of salt 「~を額面どおり信じない、話半分に聞く」 [例文] When she says she has absolutely no money, you have to take that with a pinch of salt.    (彼女が無一文だと言っても、鵜呑みにしてはだ めだよ) ● pie in the sky 「はかない夢、絵に描いたもち」 [例文] When he says the stock market is sure to recover soon, that's clearly pie in the sky.     (株式市場はまもなく回復すると彼は言うが、明 らかに夢みたいな話だ) --------------------------------------------------- ■□ 笑えるバックナンバーを公開中! □■ http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html **************************************************** 筆者:宮本倫好(みやもと・のりよし) 略歴:神戸外国語大学卒業。コロンビア大学大学院修了。 産経新聞ロンドン、ニューヨーク特派員などを経て文教大 学教授。国際学部長、副学長を経て現在名誉教授。元日本 時事英語学会長。英語関連著書多数。 **************************************************** ---------------------------------------------------- ◆実例だから使いやすい、最強の CD-ROM 英文手紙辞典! ---------------------------------------------------- ビジネスで直面するさまざまな場面を網羅した手紙やメー ル、ファックス、文書を収録。文例は内容、アプローチの 仕方、語法等、すべての観点から精選されたモデルレター ばかり。データ形式なので、コピーや編集が簡単にできる のも魅力。ビジネスの英文に苦労している人にぜひ! ◎詳しい情報はこちら ⇒http://www.asahipress.com/letter/index.html ◎EE Club 優待会員の方には特別割引価格でご提供! ⇒https://club.asahipress.com/member/customer/member_enter.html ---------------------------------------------------- ────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取 り)-(フォント)で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して 下さい。Mac や他のメーラーをお使いの場合Osaka等倍など 「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────── ◆当メルマガに関する感想やご意見を寄せください。 相互紹介も募集しています。 murakami@asahipress.com ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望さ れた方に配信しております。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログ インしていただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━