タイトル 【EE Club mail magazine】HP更新情報☆ **** 2005/02/15 *********************************************      ☆★ EE Club mail magazine ★☆      ~英語を“楽習”しましょ~ ********************************************* 第5号!******* 昨日はバレンタインデーでしたね。僕はわびしくチロルチョコを かじっていましたが…。そんなことを吹き飛ばす、待望のニュース! EE Club 、新コンテンツ開始です!これ、おもしろいですよ。 ─[PR]──────────────────────────── ┏━━━━━┓ ●まんがで学ぼう!エデュテイメントコミック● ┃☆★☆★☆┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┃ EE Club ┃   好評「これを英語で言いたかった!」 ┃新サービス┃     シリーズのエッセンス! ┗━━━━━┛http://www.asahipress.com/eeclub/ (優待会員限定) ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━━  【1】 英語で言える? 好感度アップのこのひと言       ~ 飲み会・ランチ … お付き合いのときに  【2】 EE3月号ウラ話◎ビル・へマー氏に感動…  【3】 短期連載=日本人英語につける薬 ~ 第4回 ●言葉は変化する  【4】 あとがき ♯バレンタインデーにちなんで      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】◆英語で言える? 好感度アップのこのひと言◆ タイミングよく褒めたり謝ったりすることは、世界中どこでも良好な 人間関係を築くための基本。しかし日本語では簡単なひと言も、いざ 英語で言おうとすると、適切な表現が思い浮かばなかったりしません か? そこで、さっと言えればあなたに対する外国人の好感度アップ間違い なし! という表現を、[日→英]変換方式で紹介。 今回は、お付き合いのひと言。 …………………………… ●一緒に飲みに行く相手を探している同僚に 「私、行く」→ I'm game. 【解説】 形容詞としての game には「(~する)元気がある、意志がある」とい う意味があります。誘いなどに応じて「行くよ」とか「参加したいな」 などと言いたいときには、I'm game. という表現がピッタリです。 【会話例】 A: Who wants to go get a drink? (だれか飲みに行かない?) B: I'm game. (私、行く) A: Does anybody else want to join us? (ほかには参加する人いない?) …………………………… ●おなかの調子が悪い日に同僚にランチに誘われて 「また今度ね」→ I'll take a rain check. 【解説】 rain check(雨天順延券)とは、野外で行われる試合やコンサートなど が雨で順延になったときに客に渡す「代替開催日用の切符」のこと。 これを I'll take a rain check.(雨天順延券を出すよ→今日は駄目だけ ど、また今度の機会に)という形にすると、招待の申し出などを断るのに うまく使えますよ。 【会話例】 A: Would you like to go to lunch with us today? (今日、私たちと一緒にお昼しに行かない?) B: I'll take a rain check. I'm going to skip lunch today. (また今度ね。ぼく、今日は昼めし抜こうと思ってるんだ) A: Okay, maybe tomorrow. (わかった、じゃあ、明日にでも) …………………………… ●訪問した同僚の家から帰るとき 「おかげで楽しかったわ」→ You've made my stay a pleasure. 【解説】 訪問先を出るときには、きちんと感謝の気持ちを述べたいもの。このよう なときには、You've made my stay a pleasure.(あなたのおかげで、こ こにいる間、楽しかった)という表現を用いるとグッドです。 【会話例】 A: I'd better go now. You've made my stay a pleasure. (そろそろ行かなくちゃ。おかげで楽しかったわ) B: Well, I've really enjoyed having you. (いやあ、こちらこそ、ご一緒できて本当に楽しかったよ) A: Thanks so much. (ほんとにありがとう) ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】EE3月号ウラ話◎ビル・へマー氏に感動… 去年の12月、CNN の人気番組『アメリカン・モーニング』のアンカー、 ビル・ヘマー氏の日本訪問最終日に、私たちEE編集部はインタビュー する機会を得ました。このインタビューは、私にとって忘れられない 経験になりました。 ヘマー氏の第一印象は、周りの人々に対する接し方が、物静かで丁重な ことで、おかげでみんながリラックスできました。 インタビューが始まってみると、その間30分ずっと、今まで味わった ことのない強烈なアイコンタクトを経験しました。彼が質問を注意深 く聞き、雄弁に答えている間ずっと、その視線がそらされることはあ りませんでした。 インタビューのすべてを本誌 ENGLISH EXPRESS に掲載できなかったのは 非常に残念でしたが、彼の仕事に対するプロ意識と、世界の実情を肌で 感じ、経験し、そして人々に伝えたいという情熱、さらに他国の文化に 対する深い敬意に心から感動したインタビューでした。 (M.T)   ***** EEのホームページ *****    http://fmv.asahipress.com/asahi/ee/ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】短期連載=日本人英語につける薬 〔 第4回 ●言葉は変化する 〕 前回、マクドナルドの広告コピー“I'm lovin' it”に関する話をしたが、 ことのついでに、今回は最近のハンバーガーの話題から始めよう。 あるハンバーガー・レストラン・チェーンで発売した“Monster Thickburger” というしろものは、その名の通り、とってもデカイ。 厚さ4インチ(約10センチ)で、熱量はなんと1,420キロカロリーもある。 脂肪は100グラム以上! こんなものを食べる人が果たしてどれだけいるのだろうかと心配になるが、 この会社の“CEO”(Chief Executive Officer; 最高経営責任者)はこう 述べている。 “Sales results for this politically incorrect burger have been encouraging.” つまり、「この“政治的に間違った”ハンバーガーの売り上げは上々ですよ」 と言うのだ。 さて、この発言の中に出てくる“politically incorrect”という表現の 元は、“politically correct”(政治的に正しい)である。 北米では、男女差別や人種差別などになりかねない“insensitive” (無神経)な言い方はやめようという動きから、“politically correct”か “politically incorrect”かという判断が盛んに行われるようになっている。 “American Indian”を“native American”と呼ぶようになったのも、 “stewardess”を“flight attendant”と呼ぶようになったのも、その流れだ。 一部には行き過ぎという声もあるが、現在では、政治家やなんかでなくても、 “politically correct”かどうかを気にせずに英語を話すことはむずかしく なっている。 一方、食べ物については、“low-fat milk”(低脂肪乳)や“whole grains” (全粒粉)、果物、野菜などを勧めるのが今の流れだ。 本来、こういう自然食志向と“political correctness”とは関係ないはずだが、 口から吐く言葉にしろ口から入れる食物にしろ無神経ではいられないという点で 共通しているし、いまや社会の主流になっているという点でも共通している。 そこで、先ほどのハンバーガー・レストラン・チェーンの“CEO”の言葉に 戻ると、「このハンバーガーは“時代に逆らっている”のに売れているんだよ」 というニュアンスがそこに含まれていることが分かる。 すなわち、ここでの“politically incorrect”は、「時流に沿っていない」 という、少し皮肉めいたニュアンスで使われているのだ。 ここに、言葉がもともとの意味から少しずつ離れていく姿、 言葉の意味の変化の様子が見られる、と言えるだろう。 この現象が起きる原因のひとつは「使いすぎ」で、その例は数多い。 たとえば、“incredible”は“credible”(信用できる、信頼できる)の 反意語として生まれた言葉であり、“He is incredible.”と言えば、 もともとは「ヤツは信用できないぜ」という意味になっていた。 ところが、現在は同じ文が「ヤツはスゲェ」という、まったく違う意味 (というより、ほぼ反意)に使われている。 アメリカに“That's Incredible”というタイトルの人気テレビ番組があるが、 これは「犬が逆立ちする」といった類のめずらしい映像を集めて、視聴者に 「オー、スゴイ」と言わせるもの。 “incredible”のこういう使い方は、 「信じられない」→「驚きだ」→「だから称賛に値する」という発想から 生じたのだろう。そして今は、“incredible”がもともとの意味で使われ ることは辞書の中だけになってしまった。 こうした意味の変化は特に若者言葉に顕著なのだが、それは万国共通なの かもしれない。たとえば、日本では若い男性同士がラーメンを食べながら こんな会話を交わしていたりする。 「これ、ヤバイっすよ」(ウマイねー) 「オー、ヤベーな!」(ホントだ、うまい) そしてアメリカでは、同じ年代のスノーボーダーたちが、名手のジャンプを見ながら、 “That was the sickest trick I've ever seen!” (あんな、ヤバイ技、見たことネェよ!) などと言っていたりするのだ。 この sick の用法などは、アメリカでもお年寄りには通じないが、若い層には間違い なく定着している。だから、アメリカの辞書には、やがてこんな例文が出てくるのか もしれない。 “You mean sick is good?” “No, sick is incredible!” == 執筆者プロフィル 関 新介 SEKI Shinsuke 1956年、新潟県長岡市生まれ。大学を中退して単身、北米へ。 現地で通訳などの仕事に携わりながら約30年を過ごす。 現在は東京を拠点に、通訳者として活躍中。スポーツを愛し、 長野オリンピック公式通訳(メディア担当)なども務めた。 スキーに関してはカナダ最高資格(レベル4)を所有。 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】あとがき バレンタインデーは製菓会社がチョコレートを広めるため、 日本に持ちこんだっていうのはよく聞く話ですよね。 一種の仕掛けだったと。 そんなこんなで始まったようですが、いまやOLに大人気で ほくほくな部長から、下駄箱をドキドキしながら開ける男子 生徒まで、世の男子に夢を与える一大イベントになったとい うのは、素敵な話だと思います。 企画をたてた人は、ここまでのものになるって想像できたの でしょうか?目的を果たすのみならず、自分の手を離れどん どん意味が広がっていく。そんな仕事を僕もいつかは…。                      (橋) *** 寒い2月に…。いつもよりちょっとお洒落な本 ***     http://www.asahipress.com/new2/cours/ --------------------- ◆EE Club mail magazine へのご意見・ご感想は下記メールアドレス までお寄せください。 hashimoto@asahipress.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信希望者の方に 配信しております。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記URLよりログイン していただきまして、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━