**** 2005/10/19 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第21号!***** 今週末からプロ野球日本シリーズが開幕されます。 阪神かロッテか…。どちらが勝つにせよ、熱戦に期待ですね。                  http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 EE Club サービスページ/音声ブログ更新情報 【2】 安田愛さん、インタビュー裏話 【3】 連載=日本人英語につける薬 【4】 あとがき ♯まもなく日本シリーズ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】EE Club サービスページ/音声ブログ更新情報 ☆ Listening Library、“コウモリのマンション”アップ!   https://club.asahipress.com/member/customer/index.html ☆ 毎日ちょこっとリスニング特訓【クリアな音声付き】  「気分を転換するときに使うスラング<1>」アップ!   http://blog.livedoor.jp/asahipress/ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】安田愛さん、インタビュー裏話 EE11月号の巻頭インタビューに登場していただいた安田愛さん は、NFL(アメリカン・プロフットボール)の名門、『サンフランシ スコ49ers』のチアリーダーとして活躍していました。 選手とファンの間をつなげるチアリーダーは、応援するだけでなく、 地域に根ざしたボランティア活動も大きな仕事の1つです。チーム のための広報活動やボランティア活動では、日本人に苦手なスピー チの技術が要求されます。そこで、誌面では紹介できなかった、安 田さんの経験から得たスピーチのコツをお教えしましょう。 …………………………… (以下、安田愛さんインタビュー) ゴールドラッシュでは、ほんとうにいろいろな体験をさせてもらい ましたが、私がアメリカで学んだ、スピーチのコツをお教えしまし ょう。 1.スピーチの速度(早口は避けること) 2.アイ・コンタクト(相手がいる限り、アイ・コンタクトは不可欠です) 3.プロとして聞こえるように(日本語の場合「え~っと」や「……とか」   がふさわしくないように、英語では Like ~や You Know ~は避けましょう) 4.常に自分の身体と手の位置を意識しましょう。  (理解不能なボディランゲージはスピーチの邪魔になります) 5.内容をパーソナルに(You を使用しましょう。聴衆は自分に話して   いるかのように感じます) 6.聞く(質問されたら、完全に理解するようにしましょう。   質問の意味がわからない場合は、もう一度聞き直しましょう。   質問の答えがわからない場合は正直に言って、改めて答えるこ   とを伝えましょう。もちろん確実に返答を) 7.尊敬(聴衆や聴衆の質問には常に最大限の尊重を強調しましょう。   質問の内容や態度が好ましくない場合でも) 8.謝らない(自分でスピーチに問題があると気にして謝るのはやめましょう) 9.K.I.S.S.(Keep It Short & Simple. これが一番のアドバイスだと思います)   適度な緊張感とリラックス感をもって臨むことを念頭に置いて、   あなたのスピーチを心待ちしている観客を想像しながら、十分   なリハーサルを積んでください。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう! ●詳しくはこちら → http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔 第18回 ● TOEIC スコア・アップの秘密 〕 前回、私のコーチを受けた4人の“players”(生徒さん)の全員が、TOEIC テ ストで 200 点以上のスコア・アップを記録したことに触れた。すると思いの ほか反響が大きかったので、 その4人の生徒さんたちに次のようなメールを 送り、学習法について聞いてみた。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   前回のメルマガに、私の生徒さんたちの TOEIC の成績が良かったこと  (皆さんのことです)を少し書いたら、どうやったらそんなに伸びるの  かという問い合わせが殺到しています。  なかには、そんなに短期間に伸びるわけがないと懐疑的(skeptical)な  人もいるようです(編集長も含めて)。というのも、皆さんの年齢での  今回のような得点の伸びは、あまり前例がないらしいのです。  そこで、ひとつお願いがあります。それは、今回された勉強で、どこが  役に立ったのか、またご自分で工夫されたことなど、ほんの短くて結構  ですから、“share”していけないでしょうか? ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 3人の方から返事をいただいたので、紹介しよう(一部省略)。 ………………………………………………………………………………………… 関先生 こんにちは。Tです。 私が感じたことは3点あります。 ひとつ目は、メルマガに先生が書かれているように、週1回のレッスンの中 でしつこいくらい「声に出す」ことをやったことが良かったと思います。 今回はプライベートレッスンでしたので、自分が声に出してしゃべる回数・ 時間が多く、これまでにない経験でしたので、これが効果的だったと思いま す。 ふたつ目は、ホークワークを毎日きちんとやるかどうかで大分違う、という のを感じました。レッスンの最初の2カ月は、仕事が忙しいのを言い訳に、 ホームワークは週末に少しやる程度でした。3カ月目に入り、先生から「来 週までに赤いファイルのテキストを全部終わらせるべし」と言われ、その1 週間は毎日2時間弱、ホームワークに時間をかけました。次の週に模擬テス トがあり、そこで大分成績が上がりました。 その後、レッスン日程の都合があわなかったり、お盆休みがあったりして、 2回分のレッスンをスキップしましたが、この間(3週間ほど)ホームワー クをきちんとやらない期間がありました。案の定、次のレッスンではボロボ ロ。その後、TOEIC 受験日までの2週間は、まじめに毎日ホームワークに取 り組んだのが良かったと思います。 みっつ目は、TOEIC の得点を上げるという目的にフォーカスして、実践的な テキストを使ったり、バロンの問題集で週末に2時間のフルテストをやった のも効果があったと思います。 また、リスニングの説明アナウンス中にリーディング問題を1つでも解く、 鉛筆の先を丸めておく、などいろいろなテクニックを教えていただきました が、これで得点に対する執着心が身についたのも良かったように思います。 ………………………………………………………………………………………… 【Shawn's Notes】 F社のTさん。今回の一番の若手で 37 歳。講習の「ビ フォーとアフター」におけるスコアの変化は 440 点 ⇒ 735 点(Listening: 390、Reading: 345)。さすがは我がチームのホープ、コーチを誉めることを 忘れない(^^; なお、「赤いファイル」や「バロン」は、使ったテキストを指す。 ………………………………………………………………………………………… 関殿 M@F です。 あまりお役に立てる話はできないのですが……。 私の場合は、実力が多少ついたのもあるのでしょうが、同じ実力でも「正解 の確率を上げて、ムダな失点をしない」という関先生の教えを忠実に守れた ことが、得点アップに結びついたと思います。 《例1》 リスニングでは、従来までは、(A)、(B) を聞いて正解はきっと (C) だろう と予想したのに、明らかに (C) が違った場合、 (A) と(B) のどちらが正解 の可能性が高いかについては、まったく白紙の状態になってしまっていた。 4択も同様。 → すべての答えを○×△で考えるようにする。 《例2》 リスニングでは、あるところで引っかかると、その次のナレーションの冒頭 を聞き損ねてしまうということが連鎖的に生じて、聞き取りが全滅する結果 になってしまっていた。そのため、回答の選択肢のマークは、ほとんど無作 為(当てずっぽう)に等しくなってしまっていた。 → 次のナレーションの開始前に、スパっと頭を切り替える。ただし、そこ で無作為にマークしてしまうのではなく、リスニングパートがすべて終わっ たところで短時間で再考する。 (注) この方法がベターかどうかは人によると思いますが、私はこれでか なりスコアを稼いだと思います。ただし、事前の模擬テストではこの再考分 の余裕があったのですが、本番ではその分、最後のリーディングの5問程度 の時間がなくなりました。 リスニングパートについては、10 数回に及ぶ模擬テストによって、以上の ことを確実に実行できるようになりました。 《例3》 リーディングの文法問題については、私は今回まで、すごい勘違いをしてい ました。 リスニングやリーディングの最終パートは不得意だけど、文法問題は一番分 かっている----というつもりでいたのです(遠い昔の受験英語の経験から)。 でも、今回初めてテスト結果を分析してみたら、ぜんぜん点数が取れていな かったのです。 まったく分かっていないわけでもなく、すべて中途半端な知識だったのが、 今回をきっかけにすごくクリアになりました。 今回のレッスンで、この点は特に進歩したと自分でも思っています。 ………………………………………………………………………………………… 【Shawn's Notes】 F社のMさん。講習の最初のころは調子が出なかったの だが、すごいファイターだ。スコアの「ビフォーとアフター」は 480 点 ⇒ 715 点(Listening: 360、Reading: 355)。43 歳である。 ………………………………………………………………………………………… ご無沙汰しております。 ♯ 話題の関係者になれて光栄です(^^; 何が役に立ったかという分析は難しく、雑多になってしまいましたが、以下 に書いてみました。 □ お勧めいただいた本(模擬テストが6つ入っているもの)(注:「バロン」 のこと)は、是非やるべきです。2時間続けて問題を解くという行動を普段 していないだけに、それを経験するためだけにでもやるべき。 □ リーディングについては、 時制とか不定詞、動名詞などの文法関連をテ キストでおさらいすることで、中学・高校で覚えたことをうっすらと思い出 すことができ、有効だったと思います。 新たに学んだのではなく思い出したという感覚が、自分としても着実に進ん でいるように感じられ、TOEIC テストまでの準備期間の短さにも焦ることが なかったのではないか、と思います。 □ リスニングについては、教材の CD を通勤の行き帰り(往復で1日に4時 間もある)に、とにかく聞いていました。 感覚的には、教材の CD よりも、CNN の CD の方が役に立ったように思いま す。ナチュラルスピードの音声に加えて「ゆっくりスピード」の音声が入っ ているので、繰り返して聞くうちに、なんとなく聞き取れている気になるの です(実際には、教材の CD より難しく、本当のところは聞き取れていない のですが)。 聞き取りは「出だしの単語」や「疑問詞」に注力、という旨のアドバイスが ありがたかったです。頑張っても到底、全文は聞き取れませんでしたので。 以上です。                            (二児の父より) ………………………………………………………………………………………… 【Shawn's Notes】 やはりF社のOさん。スコアの「ビフォーとアフター」 は 400 点 ⇒ 665 点(Listening: 340、Reading: 325)。Oさんにはもっと 高得点を予想していた。体調が悪かったか、緊張しすぎたのだと思う。この 人は 42 歳。東大出のエリートだ。 なお、Oさんの文章から分かるように、私のチームは CNN も聞いている。 以上が3人からの返信メールであるが、この連載の読者の方々はどういう感 想を持たれただろうか。なんらかの参考になったことを願っている。 なお、レッスンは3カ月で 10 回程度(平均、週1回弱)、1回2時間だった。 ちなみに、この3人は皆さん家庭のパパで、会社では課長さんである。優し い中に強さを秘めたタイプ(strong, quiet type)の人たちだと思える。 その彼らに、ひとつだけ私が約束してもらったのは“commitment”である。 つまり、「本気」ということだ。 “Be committed! Make no excuse!”(本気でいろ! 言い訳はするな!) というのが、私のモットーなのだ。当然、「忙しくて」などという言い訳は 聞かれない。 また、私がひそかに狙っていたのは、彼らの “intellectual curiosity”(知的好奇心)をくすぐることだった。 さて、彼らのスコアが上がった理由をメールの中で彼らなりにいろいろ分析 してくれているが、私が考える一番の理由は何か。それは、彼らに英語の実 力(proficiency)がついたからだ! “Way to go, guys! Your hard work paid off! Congratulations!!” (やったな、みんな! 努力が報われたんだよ! おめでとう!!) ◆ Shawn's Trivia ◆ “trivia”という語には、「些細なこと、つまらないこと」という意味と、 「雑学的知識」という意味があります。“That's trivial.”(←“trivial” は“trivia”の形容詞形)と言えば「そんなことはどうでもいいよ」という 意味になり、“That's a trivia item.”と言えば 「そいつは雑学ゲームに 使えるぜ」といった感じの意味になるのです。さて、次の話はどちらになる のでしょうか? 日本人は、英語での話の中に日本の地名や名前を交ぜるとき、最後から2番 目の音節に強勢を置く(to put stress on the second last syllable)傾向 があります。たとえば、“Yokohama”は“ha”を強く発音しがちです。これ は、一種の伝統と化してしまっていて、テレビなんかでも“Yamamoto”さん は“mo”を強く言って自己紹介したりしています。 実は、これは、そうするようにと教えられてきたのではないかと思われるふ しもあります。航空会社のアナウンスなどは、かなりこの変なルールに忠実 でしたし、通訳者でも古い人(40 歳以上?)ほど、だれも頼んでいないのに 日本語の名前の発音を変えてしまうところから、そう思われるのです。 けれど、言葉は“current”です。流れます。変わります。JR はこの傾向が まだ強いのですが、東京の地下鉄は、駅名のアナウンスの部分だけ日本人の 声で本来の発音を使い始めました。私鉄も自然な発音になってきています。 先日、米軍基地の将校(officer)が、テレビインタビューで、“Yokosuka” を“ko”(後ろから3番目の音節)に強勢を置いて発音していました。 本来 の日本語の発音に近いのではないでしょうか? ◆ 今回のワンポイント・アドバイス ◆ 日本語には「なかなか」「はなはだ」「たいそう」など、度合い(degree) を強調する言葉が沢山ありますが、英語ではこういう場合に“very”ばかり を使いすぎる傾向があります。それはアメリカ人でも一緒です。 そこで、役に立つ言葉をご紹介しましょう。“rather”という副詞(adverb) が、それです。 “This column is rather interesting!” (このコラム、なかなか面白いじゃないか!) == 執筆者プロフィル Shawn Seki (ショーン・セキ)  30 年を北米で、20 年を日本で過ごす。和洋を行ったり来たりの人生。 自称「本邦初の現代口語英語評論家」。 持論は、「英語は生きている」、「英語はからだにイイ」。 現在、通訳・翻訳、TOEIC / 英会話・企業研修講師などで活躍中。 最近、外資系企業で、外国人社員のための日本語講師も始めた。 本人へのご意見・ご連絡は下記まで。 ご意見お待ちしております。 PHONE : 090-9291-4085 E-MAIL : skiskiski2000@hotmail.com ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥☆SBS ELT NEWS☆    ~ 最新の輸入英語教材をご紹介 ~ http://www.schoolbookservice.com/ ☆SBS ELT NEWS☆ ∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】あとがき 冒頭でも触れましたが、今週末からプロ野球日本シリーズ が開幕されます。長いペナントレースを経て、決定される 日本一。繰り広げられるであろう、熱戦が今から楽しみです。 レギュラーシーズンで最高成績を残したソフトバンク(前 ダイエー)が、2年連続プレーオフで敗れるという結果か ら、プレーオフ制度に疑問の声もあがっていますが、とり あえずは日本シリーズに注目したいと思います。 ロッテと阪神…、僕が小学生の頃は両チームとも万年最下 位と言われていました。 うちの父は熱烈な“虎党”なので、当時はスポーツニュー スを見るたびにしょんぼり肩を落としていたものです。 それが今や意気揚々と六甲おろしを歌う日々。 父の部屋には阪神優勝記念グッズがところ狭しと並ぶ始末 です。Tシャツからマグカップ、果ては貯金箱まで。 うーん、ほほえましいんだかなんだか。 そんな父には言えないですが、僕はひっそりとロッテを応 援しています。ボビー監督の手腕に期待…。 (橋) □■今号の一冊・・・ 『輝ける日々』 http://www.asahipress.com/new2/kagayakeruhibi/index.html --------------------- ◆次号は 11 月 2 日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記URLよりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━