**** 2005/12/07 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第24号!***** 今号でメルマガ創刊1周年です。 おもしろく、ためになるをモッ トーに、これからもがんばります! http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 贈ってあげたい、素敵な料理本のご紹介 【2】 EE1月号紹介 【3】 連載=日本人英語につける薬 【4】 あとがき ♯師走を迎えて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】贈ってあげたい、素敵な料理本のご紹介 クリスマス・お正月に本を贈ってみませんか? 年末年始の食卓にお役立ちできる料理本を集めました♪   ┏---------------------------------------┓    ☆フランスの女子高生が使う料理の教科書    ☆行事食も満載した料理の辞典    ☆節約にもなる、冷凍・解凍・保存の知恵    ☆魚焼きグリルで作る驚きの絶品レシピ   ┗---------------------------------------┛  ☆                 ☆   \ 贈り物に花を添えるよう、 /    無料ラッピングサービスをいたします!            ▼  ▼ http://www.asahipress.com/eeclub/present.html ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】EE1月号紹介 ◆ 特集  ̄ ̄ ̄ ̄ 『トークが続かないとお悩みの方へ!ネイティブとの英会話がどん  どん弾む! 魔法のフレーズ!!』 英会話で日本人に共通する弱点は、ネイティブと話しても、会話が スムーズにつながらず、なかなか話が盛り上がらないことです。会 話が弾むポイントは、ずばり「気の利いた応答」をすること。 Yes や No の応答だけでは、話は絶対におもしろくなりません。ま た、こちらの表現力が不足している場合でも、絶妙な「合いの手」 を入れることで、相手を気持ち良くしゃべらせることができるので す。今回取り上げるフレーズは、すべて3~4単語くらいまでのひ とこと英語。簡単でネイティブ感覚度満点の魔法のフレーズを物に すれば、トークが盛り上がること間違いなし! ◆ CNN特集  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今月のCNN特集では『越冬が懸念されるパキスタン地震の被災者 たち』を取り上げます。パキスタン北西部を襲った巨大地震の発生 から1カ月後に発表された同政府の推計によると、パキスタン・イ ンド両国の死者は併せて約8万 7000 人ということです。被災者は 350 万人にも上っていますが、救援活動に対する国際社会の関心は 徐々に薄れており、活動に必要な資金がまったく足りない状態です。 このままでは被災者が厳しい冬を乗り越えられないと、国連や国際 援助団体のあせりは高まる一方です。十分な援助物資が届かないへ き地にくすぶる不満と、奇跡的に助かった子どもたちの現状をお伝 えします。 ◆ 特別企画  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 日本でも9月に新著『ウィニング 勝利の経営』(日本経済新聞社 より刊行)を上梓した天才経営者ジャック・ウェルチにインタビュ ー。現役 CEO 時代に、GE を時価総額世界 No.1 企業に育て上げた 彼が、ビジネスで成功したワケを語ってくれました。 ◆ ショウビズ・トゥデイ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ うわさの2人、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット共演 の話題作『Mr. & Mrs. スミス』を取り上げます。今までにないアク ションシーンやファイトシーンの製作裏話を、スタッフやキャスト が語ります。 ◆ トーク・アジア  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アジアで話題の人物をゲストに送るトーク番組「トーク・アジア」。 今月のゲストは、なんと世界の NAKATA、中田英寿選手が初登場! 長らくプレーしてきたイタリアを離れ、イギリスのプレミアリーグ で新たなスタートを切ることになった中田選手が、サッカーだけに はとどまらない自身のゴールについて語っています。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう! ●詳しくはこちら ⇒ http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】連載=日本人英語につける薬 〔 第21回 ● キーワードはリスペクト 〕 12 月に入り、いよいよ忘年会のシーズンになった。 北米では、職場などの “Christmas Party”が、日本の忘年会にほぼ相当する(“Christmas”その ものは日本とかなり違うが、それはまたの機会に話そう)。 この時期いろいろな“invitation”(お誘い)があるが、 ときには断らなけ ればならない。そのとき上手に断ることが大切だ。キーワードは“respect” である。 “No, thank you.”は使わない。 これは、たとえば“Would you like more coffee?”(コーヒーのお替りはいかが?)などと聞かれたときに、軽い感じ で使う言葉だ。 なお、そういう軽い質問を受けたときでも、 本当は“Thank you. But no.” と言ったほうが、よりおしゃれである。「ありがとう」の気持ちを初めに伝 えるからだ。 それでは、上手な断り方の例を挙げよう。 “Thank you for thinking of me. But I am afraid I have a previous engagement that day.” (お誘い、ありがとうございます。  しかし、残念なのですが、その日は先約があるのですよ) これは、あるカナダ人紳士のきれいな断り方。前半の言葉に、相手の気持ち に対する配慮、つまり“respect”が感じられるだろう。 日本語が「礼」を重んじる文化の言葉だとしたら、 英語は“respect”を重 んじる文化の言葉といえる。英語文化ではどうして議論ができて、日本語文 化ではどうして議論がケンカになってしまうのか? それは、英語文化では 相手が意見を持つ権利を“respect”するからだ。 英語文化での議論の基本 とは、下記のようなものである。 “I think I am right and you are wrong because of‘this and that'. But I would do absolutely anything to protect your right to have your opinion.” (私は、これこれの理由から、私が正しく、あなたは間違っていると思う。  しかし、あなたが自分の意見を持つ権利を守るためだったら、私は絶対、  どんなことでもするつもりだ) “respect”は本当によく使われる言葉である。 あるボクサーが、 “I have a lot of respect for him.”(オレはアイツを とてもリスペクトしているんだ)と対戦相手を称える。 野球中継では、アナウンサーが、 “Showing respect to Ichiro, they are walking him with a runner on 2nd base.”(走者2塁の場面で、イチロー は敬遠で歩かされるようです)と言う。 登山家が、“You must respect the mountain.”(みんな、山を敬わなきゃ いけないよ)と言う。 こうした例から、“respect”という言葉の持つ雰囲気が、 うまくわかって もらえるだろうか? ◆ Shawn's Whining(ショーンのブツクサ)◆ ある会議で、「部品品質検査に対する認識不足があった」という発言があり ました。一体何を言いたいのかよくわかりませんでしたが、通訳者としては、 “We failed to see importance in parts' quality inspection.” と頑張 って訳しました。でも具体的には「?」です。 その後、「口頭で指示は出ていたはずだと思いますけど……」「では、だれ が、いつ、だれに?」「その記録はありません」などというやり取りが続き ました。結果的には、「品質検査は行っていなかった」ということなのです が、決してそうは言わないのです。 真実を言わない人のことを、北米では“He has No Respect.”と言ったりし ます。これだから、日本の将来が心配になるのです。 ◆ 前回のワンポイント・アドバイスの続き ◆ 前回の“automatic”の発音についてのフォローです。 アメリカ英語では、基本的に母音の間にある [t] は [d] となると考えれば よいでしょう(1960 年代の NHK の「基礎英語」でもそういう説明がありま した)。これは昔から本にも書かれているのですが、 [d] ではなく [r] に 近い音になるという説もあります。 日本では 30 数年前、 ある権威者が、なんと、“water”は「ワラ」と言え ばよいと本に書き、それがベストセラーになったことがありました。私は北 米に 30 年住んで、日本が誇る世界の自動車メーカー「トヨタ」のテレビ・ コマーシャルを何千回と見ていますが、“Toyota”が“Toyoda”的な発音に なっても、“Toyora”と聞こえたことは一度もありません! 私には、その権威者が日本人の英語の上達を大いに遅らせたように思えます。 なぜなら、発音の支流(変化形)があたかも主流であるかのように思わせた からです。それ式の発音で話している日本人を私は数多く見ていますが、共 通しているのは、みんな英語が下手であるということです。小技に終始して いる人間には、本当の力はつきません。 イギリス英語の肩を持つつもりはないですが、 この [t] に関しては、とも かくはっきり [t] と発音するようにしたほうが、 日本人英語学習者にとっ て賢明です。そうすれば、“bitter”(苦い)と“bidder”(入札者)が同じ 発音になってしまう、というような混乱も起きません(ちなみに、アメリカ 人も、“bitter”と“bidder”の混乱が生じそうなときには、“bitter”の [t] をはっきり発音することでそれを避けています)。 私は“water”の [t] をはっきり発音するようにしていますが、世界中で、 聞き返されたり通じなかったりしたことは今まで一度もありません。 “You have to draw a line somewhere.” (どこかで線を引かなければいけない → ケジメが必要だぜ!) ◆ 今回のワンポイント・アドバイス ◆ 私が講師をしている英会話のクラスには女性が多くいます。それも美しい人 が多くて大変結構です。 さて、その「女性」=“woman”の複数形は“women”です。 「男性」の“man”と“men”の発音の違いは、カタカナで表せば、「マン」 から「メン」に変わるだけですが、さすが女性、そんなに単純ではありませ ん。まったく違う発音になります。 つまり、「ウーマン」から「ウーメン」に変えればいいと思いきや、そうで はないのです。「ウィメン」といった感じの発音になります。 このことを、クラスの女性たちに教えても、「うそ~っ!」という顔をされ ます(なかには、アメリカ人の彼氏がいる人なんかもいるのですが)。 実はこの“women”については、ちょっとしたストーリーがあります。まず、 前述の「ウーメン」でも、間違いなく、「何を言っているか」は理解されま す。そして、それが問題でもあるのです。なぜなら、英語話者である相手が 「違うけど、まあいいか」と聞き流してしまうからです。 それから、もうひとつ。 実は、50 万語以上ある英単語のなかで、唯一この “women”だけが、 “o” を “short i”、つまり「イ」に近い音で発音す るのです。そのことを考慮すると、彼女たちがこの発音を信じられないのも 理解できるというものです。 なお、イギリス人やオーストラリア人は、「ウィミン」といった感じで発音 します。 “No Kidding!”(ほんとだよ!) == 執筆者プロフィル Shawn Seki (ショーン・セキ) 30 年を北米で、20 年を日本で過ごす。和洋を行ったり来たりの人生。 自称「本邦初の現代口語英語評論家」。 持論は、「英語は生きている」、「英語はからだにイイ」。 現在、通訳・翻訳、TOEIC / 英会話・企業研修講師などで活躍中。 最近、外資系企業で、外国人社員のための日本語講師も始めた。 本人へのご意見・ご連絡は下記まで。 ご意見お待ちしております。 PHONE : 090-9291-4085 E-MAIL : skiskiski2000@hotmail.com ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥☆SBS ELT NEWS☆    ~ 最新の輸入英語教材をご紹介 ~ http://www.schoolbookservice.com/ ☆SBS ELT NEWS☆‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】あとがき 師走になりました。 街はすっかりイルミネーションに彩られていますね。 1年の仕事を片づけようと駆け回るサラリーマン、クリスマス の計画を練りながら楽しそうに歩く恋人たち…。 いろんな人の姿を目にしますが、みんな気ぜわしそうにしなが らも、何かわくわくしたものを感じているように見えます。 メールマガジンが創刊となったのもちょうど1年前。 “おもしろく、ためになる”をモットーに掲げたものの、どう したら会員のみなさんに喜んでもらえる誌面にできるだろう、 読むのを楽しみにしてもらえるだろうかと頭を悩ませながらの 1年でした。 1年が経ち、メールマガジンのタイトル・発行回数も増えまし た。まだまだ手探りのところもありますが、「このトピックが よかった」「プリントアウトして読んでます」といった声に支 えられています。もっともっと内容ある、おもしろい誌面にし ていきたいものです。 まだ振り返るには早いですね。 今年も残りわずか。後悔しないよう、ひた走らなくちゃ。                       (橋) □■今号の一冊・・・ 『キッチン・ルール 台所の法則』 http://www.asahipress.com/2005/kitchen.html --------------------- ◆次号は 12 月 21 日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、(オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記URLよりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━