**** 2007/05/09 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第56号!***** 大型連休はいかがお過ごしだったでしょうか?たっぷりと充電を したところで、スイッチを入れ直していきましょう! http://www.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 これからの TOEIC 学習法、eラーニング! 【2】 EE6月号紹介 ~CD2枚付き特大号~ 【3】 連載= Express Yourself 【4】 あとがき ♯さあ、働こう ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】 これからの TOEIC 学習法、eラーニング! 新 TOEIC TEST 対策に特化したeラーニング・システム、「u-CAT」 (ユーキャット)がスタートされました。 ◎「u-CAT」詳細ページ ⇒ http://www.asahipress.com/u-cat/ u-CAT は、2006年の大韓民国eビジネス大賞最優秀賞に輝くシステ ムの日本版 (日本語版 Windows 2000/XP/Vista 対応)ですが、ど んな参考書や対策本にも不可能だったことを可能にしています。 ▼   ▼   ┏----------------------------------------------┓    ☆個々人のレベルに最も合った学習を提供する    ☆模試を受けるごとに予想スコアが瞬時に出てくる    ☆弱点を分析してピンポイントの克服対策を行う    ☆ゲーム感覚だから、集中力が持続する   ┗----------------------------------------------┛ ◎「u-CAT」詳細ページ ⇒ http://www.asahipress.com/u-cat/ 就職にもビジネスにも。 早く、安く、高スコアを手に入れたい方はぜひ! ★…---…---…---…---…---…---…☆  EE Club 特別割引販売 ☆…---…---…---…---…---…---…★ 『eラーニングによる新 TOEIC TEST 徹底レッスン』 (u-CAT 年間アカウント付きガイドブック)             ▼ ▼ https://club.asahipress.com/member/customer/member_enter.html ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 EE6月号紹介 ~CD2枚付き特大号~ ◆ 特別巻末企画  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 6月号は、読者の皆様から好評をいただいている「CNN 重要頻出単 語」が特別付録。今回は'06年1月号~'06年12月号の1年間に本誌 「今月のボキャビル」に登場したすべての語句の中から重要頻出単 語を選択し、さらに全単語に例文を付けて CD に収録。CNN のニュ ースを理解するために欠かせない単語の使い方と発音が、確実に身 につきます。 ◆ 特集  ̄ ̄ ̄ ̄ クリシェとは「決まり文句、常套句」のことで、例えば、a piece of cake(朝飯前)とか go in one ear and out the other (馬耳 東風)などが英語のクリシェに当たり、長年使われてきたネイティ ブの定番表現です。ネイティブは会話やライティングでクリシェを しばしば使っており、その意味を知らないと理解できないことも多 いのです。そこで、今月はこのクリシェに親しみ、効用を探ってみ ます。 ◆ カッティング・エッジ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今回ご紹介するのは、恋愛のメカニズムを探る『人はなぜ恋に落ち るのか? 恋の脳内メカニズムを MRI で分析』。米国の科学者たち が恋愛中の人の脳を MRI で分析し、 脳の中で一体何が起きている のかを調べました。この分析でわかったことは、恋愛と精神疾患の ひとつである脅迫性障がいには意外な共通点があるということです。 「恋の病」という言葉があるように、科学的な観点から見ても、そ れは証明できるのかもしれません。 ◆ ショウビズ・トゥデイ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 大人気ドラマシリーズ『24』で主役のジャック・バウアーを演じる キーファー・サザーランドがゲストです。本国アメリカではいよい よシーズンVI に突入し、昨年はエミー賞も受賞した本作の魅力を、 主演だけでなく、エグゼクティブプロデューサーにも名を連ねるキ ーファーが語ります。 ◆ ラリー・キング・ライブ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2008年アメリカ大統領選に共和党候補として出馬表明したジュリア ーニ元ニューヨーク市長が登場します。市長時代、犯罪を大きく減 少させるなど多大な功績を残し、中でも '01年に同時多発テロが起 きた際には見事なリーダーシップをとりました。そんな彼が、今度 は大統領としてその手腕を発揮すべく、自身をアピールしています。 ◆ アンダーソン・クーパー360°  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 自閉症のある女性の心の内に迫ります。自閉症とは、単に自分の殻 に閉じこもって人と打ち解けないというような状態のことではあり ません。脳の機能に起こる何らかの障害によって引き起こされる先 天的な発達障害です。自閉症者は、一般の人とは物の感じ方や理解 の仕方が異なるといわれています。それを知る手がかりを彼女が教 えてくれました。 ◆ CNN特集  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「米国で急増 ホームレスを襲撃する少年たち」と題してリポート をお届けします。米国では、ホームレスに対する襲撃事件が急増し ており、全米ホームレス連合の調査によると、昨年だけで65%増加 していることがわかりました。そうした憂慮すべき風潮の先頭に立 っているのが、10代の少年たちなのです。なぜ少年たちはホームレ スに暴行を加えるのでしょうか。日本でもホームレスへの暴行事件 を耳にすることが増えており、この問題は人ごとではありません。 $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$  EEを友達にすすめてアフィリエイト報酬をゲットしよう!     ◎詳しくはこちら ⇒ http://ee.asahipress.com/ $--…---…---…---…---…---…---…---…---…-…---…--$ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 連載= Express Yourself   <ビミョ~>な日本語、英語で言ってみよう! 〔 第17回 ★ アメリカの“alternative”、日本の「選択肢」 〕 最近“alternative”という言葉をよく耳にします。 特に“alternative investment”=「オルタナティブ投資」。 ヘッジファンドなどが行ってきた先物・オプションといった金融派 生商品への投資を総称して「オルタナティブ投資」と呼びます。債 権や株式という従来型の伝統的投資に代わるもの、一線を画すもの として “alternative”と名付けられたのでしょう。 この“alternative”という言葉、何でしょうか? ――――(辞書的意味引用)ジーニアス英和辞典―――――――― 【形容詞】 1(二者(ときに三者以上)のうち)どちらか一つを選ぶべき、   あれかこれかの、代わりの 2(既成の社会的基準に基づかず)新しい、型にはまらない 【名詞】 二者択一(の自由[機会])、(二者以上から)選択すべきもの ―――――――――――――――――――――――――――――― “choice”よりも、「必ず一つ選ばないといけない」というニュア ンスが強くなります。つまり、ただ既にあるもの(案など)に「代 わる」だけではなく、それに「とってかわる」あるいは「かけがえ のない」という意味合いが強くなります。 企画会議で上司がこんなふうに部下に迫る場面がアメリカではよく 見受けられます<★英文と日本語訳に注目してください>: ┌────────────────────────┐                       “What are the 【alternatives】?”  (他に【代案(選択肢)】はないのか?)  “Do you have any 【alternatives】?”  (あなたは他に【代案】を持っていないのですか?) └────────────────────────┘ この上司が、既に出された「企画案」に満足しておらず、もっとい い案を「強く」求めていることが、 “alternative”を使うことに よって表現できます。迫り来るような口調の場合“alternative”、 「妙案」を思い付かない部下を「無能」と言っていると捉えてもお かしくないほど強い印象を与えます。このように上司に言われた部 下は、 がけっぷちに立たされた思いで“alternative”をひねり出 さないといけません。 日本語の訳を見るとその強いニュアンスは失われていますよね。 既出の案がどうもしっくり来ない場合、日本では「選択肢」を使う ことが多いですね。 この意味で私は“alternative”の会話上での 訳語は「選択肢」だと考えていますが、 ┌──── 【alternative】: Aがダメならばそれに代わる一つの案を何が何 でも出さねばならない 【選択肢】:A、B、C、D…とたくさんある選択肢の中からどれ でも「代案」になりうる └──── のですから、両者にはどうしても埋められないギャップがあります。 でも使われ方は一緒。 ここに日米の文化的な差があるのではないでしょうか。 たとえば「野球」の「代打」には、日米の文化の違いが顕著です。 「代打」=“a pinch hitter”は、 日本では「犠牲バント」を打 つように指示されることが多い。「ピンチ」のときにここぞという 形で送り出される指示で、選手の力量と監督の采配(さいはい)の 腕の見せどころです。日本の野球ではたとえ「控え」でも、場合に よってはおおいに活躍するチャンスがあるわけです。「控え」「代 打」に日本人はそれほど悪いイメージは持っていないようです。 ところがアメリカでは「控え」は“a benchwarmer”。“the bench” と呼ばれることも。座ってベンチをあたためているだけ――「ザ・ ベンチ」は、あまりに選手がかわいそうな気がしますね。 ホームランが主流のアメリカン・ベースボールでは、「控え」「代 打」は、日本のように「切り札」的な価値は与えられていませんで した(これがイチローによって変わった、という説もあります)。 チーム全体のために自分を「犠牲」にする“a sacrifice bunt”= 「犠牲バント」は、「個」を尊重するアメリカでは信じられない戦 術。ロッテのバレンタイン監督はほとんど「犠牲バント」の指示は 出しません。 この「犠牲バント」をめぐって、日米の価値観の違いが見えてきま す。日本では、できる限り戦略として採用できる選択肢を広げ、そ の中でいくつかの選択肢を組み合わせて最大の効果を狙おうとし、 一方でアメリカでは、よりその選択肢が狭まります。 アメリカでは最近“alternative energy”=「代替エネルギー」、 石油などの化石燃料に「代わる」トウモロコシなどの植物を原料に した燃料が大変人気です。揚げ句の果てにはオレンジ農家がトウモ ロコシやサトウキビに転作して、世界的なオレンジ高騰現象が起き る始末。日本でも大手飲料メーカーが一部のオレンジジュースの値 上げに踏み切りました。 さらに、大量の二酸化炭素を排出するライフスタイルに、仰天する ような“alternative”、というよりむしろ“a desperate measure” =「苦肉の策」が最近では大流行。それは “carbon neutral”  (「二酸化炭素帳消し」と訳しましょう) というビジネス。 “neutral”とは「中立の」「偏りのない」とい う意味です。たとえば、自分が利用した飛行機のマイル数に応じた 投資を“carbon neutral business”にします。 すると、その会社が発展途上国に植林し、自分が出した分の二酸化 炭素を帳消し(=消えはしないけれど、プラスマイナスゼロ、とい うことで“neutral”なのでしょう)にするという仕組み。 ただ、 二酸化炭素の排出量も、削減が見込まれる量の計算も、統一規格も なく非常に曖昧で、これでは金さえ払えばいくらでも地球に悪いこ とをしていいという態度を助長しかねない、まるで「免罪符」では ないか!と批判が高まっています。「ご都合主義」ですよね。 “To pay money as an alternative because they do not wish to ‘alter’ their current lifestyle, is strikingly  opportunistic, and it appears to express what is  at the core of an ‘alternative’ culture.” (いまあるライフスタイルは「変えたくない」から、その 「代わり」金を払う、という恐るべき「ご都合主義」は 「オルタナティブ」文化を象徴しています) 一方で日本では、リサイクルや分別といった細かい積み重ねで環境 を保護していくという意識が浸透し、ここ10年ほどで日本人の「生 活態度」はかなり変わったと思います。「もったいない運動」もそ の一環。これは限られた資源の中で、工夫して生活する「選択肢」 の文化だからこそ可能だったのではないでしょうか。 アメリカの「オルタナティブ」文化にも強い面はありますが… “An ‘alternative’ culture shows an overwhelming strength  in an either-or situation, but...” (「オルタナティブ」文化は、白黒つける勝負の場では圧倒的な  強さを見せるのですが…) 環境問題のように、ライフスタイルそのものの見直しが迫られてい る場合、物を言うのは「選択肢」の文化なのではないでしょうか。 まさに日本の出番なのです。 ◇◆執筆者プロフィール◇七尾藍佳◇◆ コラムニスト(得意分野は国際関係&文学)。 2003年4月より3年半、TOKYO FM 朝の番組でパーソナリティ。 2006年10月より日本テレビ夜の報道番組『NEWS ZERO』(月-金)にて フィールドキャスターとして活躍中。http://nanaoaika.com/ 昭和53年5月26日 アメリカ合衆国ワシントンD.C.生まれ。 日本とスイス、韓国、チリ、サンフランシスコなどで生活。 東京大学教養学部地域文化研究科アメリカ文化卒業。チリに留学し て「南から北アメリカを考える」ほどの「アメリカ」オタク。 双子座O型、趣味はダイエットおよび美容全般。チクワ好き。 ◆当連載へのご意見・ご感想は下記までお寄せください。  → yonezawa@asahipress.com ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 あとがき 今年のGWは暦通りでも三連休、四連休といい具合でした。 飛び石せずに九連休、なんて人もいたのではないでしょうか。 我が家は後半の休みを使って、長野県の諏訪に帰省しました。 久しぶりの田舎帰りで、芯からのんびり。 お墓参りをして、ふらりと入ったそば屋でビールと日本酒。 ぽっと顔が赤くなったところで諏訪湖畔の芝生にごろりと。 う~、休みだ!なんて満喫してたら過ぎるのも早いですね。 月曜日、気だるさを抱えつつデスクに向かうと、友人からの メールが。開いてみると、さる有名な短歌の引用。 すっと、背筋が伸びる思いでした。(橋)   こころよく   我にはたらく仕事あれ   それを仕遂げて死なむと思ふ     (石川啄木『一握の砂』より) □■今号の一冊・・・ 『石川くん (文庫)』 http://www.amazon.co.jp/dp/408746153X/ --------------------- ◆次号は5月23日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 → hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら → http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、 (オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等倍など「等倍フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━