**** 2008/05/07 ******************************************** ☆★ EE Club mail magazine ★☆ ~英語を“楽習”しましょ~ ******************************************** 第80号!***** 大型連休明けの初日ですね。行楽疲れがたまっている人も多いで しょうが、モードを切り替えて今日からまたがんばりましょう! http://ee.asahipress.com/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ contents ━━━━ 【1】 EE増刊号発売のお知らせ 【2】 EE6月号紹介 ~ DVD+CD 付き特大号~ 【3】 連載= Express Yourself “Telephone English” 【4】 あとがき ♯GW明け ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【1】 EE増刊号発売のお知らせ 「英語が聞き取れるようになりたいが、どう勉強したらよいかわか らない」という初・中級者の方に最適なガイドが登場します! リスニングの上達には、英語の音声をスムーズに頭の中に取り込む トレーニングが不可欠です。そこで、本書ではプロの通訳者養成で 使われるリスニング学習法を採用。これ1冊でリスニング力が着実 にアップします! ★*** 5┃月┃21┃日┃発┃売┃***★ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 『CNN で基礎から学ぶ! 英語リスニング速習法』 (CNN ENGLISH EXPRESS 7月号増刊/定価1,400円)                   発売をお楽しみに!(^o^) ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 EE6月号紹介 ~ DVD+CD 付き特大号~ 今月号は通常の CD に加え、DVD を付けたスペシャルバージョンで す。内容は CNN が「日本」に焦点を当て特別取材したスペシャル・ プログラム「Japan Now(ジャパン・ナウ)」、 見て聴いて楽しめ るコンテンツが満載です。 ◆ 密着ルポ <リビールド>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 天才バレエダンサーとして世界の頂点を極めた熊川哲也に密着しま す。公演中のケガにより、復活を願い過酷なリハビリに取り組むな か、Kバレエカンパニーの公演に向けてダンサーを育成する、熊川 哲也の新たな挑戦を取り上げます。英国仕込みの熊川哲也の英語は 必聴! 必見! ◆ 特別企画 <世界で活躍する日本のトップランナー>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 世界的な著名人のパーソナルな側面に迫る人気トーク番組「トーク・ アジア」では、各界の一線で活躍する多彩なゲストを迎え、インタ ビューします。  ┏-----------------------------------------------┓     ☆ 市川海老蔵[歌舞伎役者]     ☆ 松井秀喜[ニューヨーク・ヤンキース外野手]     ☆ 菊地凛子[女優]     ☆ 山本耀司[ファッション・デザイナー] ☆ 笠原健治[株式会社ミクシィ代表取締役社長]   ┗-----------------------------------------------┛ ◎英語上達に効果抜群のコンテンツが盛りだくさん! ⇒ http://ee.asahipress.com/ ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 連載= Express Yourself      <ビミョ~>な日本語、英語で言ってみよう! 〔 第41回 ★ Telephone English あなたのデンワは        リンリン、ブーブー、それとも ビービー?! 〕 日本に住んでいて英語を使うのはどんなシチュエーションでしょう。 世界の英語スピーカーの大多数は海外に住んでいるワケですから、 やはり電話ではないでしょうか。商談、取材、個人旅行のときのホ テルの電話予約など。 日本語であっても、先方の表情などが見えない電話でのコミュニケ ーションは難しいところがありますから、英語ならなおさら。 電話での会話には“Telephone English” と言ってもいいくらい、 特有の言い回しがたくさんあります。 基礎中の基礎、「電話をかける」にもいろいろあり、一筋縄ではい きません。 最も一般的なのは、 ◎“make a phone call”=「電話をかける」 こんなふうに使います: ┌──────────────────────────── “Would you please excuse me for a minute,  I have to 【make a phone call】.” (ちょっと失礼させていただきます。 【電話をかけ】なくてはいけないので) └──────────────────────────── 実際に日常生活で使う表現は他にもあります: ◎“phone someone”“call someone”=「~に電話をかける」 ┌──────────────────────────── “I 【phoned him】.” “I 【called him】.” (私は【彼に電話をかけた】) └──────────────────────────── アメリカ人は“make a phone call”“call someone up”をよく用 いますが、イギリス人は“ring”を使うことが多いようです。 ◎“give someone a ring”=「~に電話をかける」 “ring”というと、「指輪?」なんて思ってしまいますが、これは 昔の電話(黒電話などですね)が「リンリン」と鳴ったことから、 「誰かに≪リンリン≫をあげる」→「誰かに電話をかける」= “give someone a ring”という言い方になったもの: ┌──────────────────────────── “I can talk with you tomorrow in the afternoon,  so 【give me a ring】.” (明日午後なら話せるから【電話をちょうだい】) └──────────────────────────── ただ、技術の進歩と共に電話の「呼び出し音」も変化し、表現もち ょっとずつ変わってきています。 たとえば“buzz”。これは「ブー、ブー」という呼び出し音を表し、 ◎“give someone a buzz”=「~に電話をかける」 「誰かに≪ブー、ブー≫をあげる」→「誰かに電話する」と表現で きます。 ┌──────────────────────────── “I'll 【give you a buzz】.” (【電話する】よ) └──────────────────────────── ところが最近は携帯電話には数え切れないくらいの着信音や着メロ がありますから、“buzz”だとちょっと90年代な感じがします。 一方で、ちょっと「上級者」なイメージを持ってもらえるのが、 ◎“drop (someone) a line”=「~に電話をかける」 この“line”は手紙の一筆、「一行」から来ていて、「一報」を伝 える、という意味合いで使われます: ┌──────────────────────────── “Could you 【drop me a line】 when you can leave?  I can pick you up at the office with my car.” (帰れるようになったら【一本電話をくれる】?  僕の車で会社のところでひろってあげられるから) └──────────────────────────── ちなみに、「着メロ」は“ring tone”です。 “tone”とは「着信音」や「発信音」などの電話の「音」を指し、 海外で携帯電話を使ったり、自動応答電話にかかると、よく出てき ます。 たとえば海外に出張している同僚の携帯電話に電話をかけ、留守番 電話になったときは、こんなメッセージが流れます: ┌──────────────────────────── “Please leave (record) your message after the 【tone】.  To record your message, press 1.  To delete your message, press 2.  To listen to your message press 3.  To finish, just hang up or press the pound key.” (【発信音(tone)】の後にメッセージをお残しください。  メッセージを録音するには1を、  消去するには2を、  聞き直すには3を押して下さい。  終了するには、電話を切るか♯(pound key)を押してください) └──────────────────────────── 知り合いに電話をかけたのに、いきなりこんな音声が流れたら、び っくりして電話を切ってしまいそうです。 留守番メッセージを残すための案内だということはわかっても、ど うやって操作するのかまったくわからない! という方が多いので はないでしょうか。 ただ、「応答メッセージ」はほぼ「定型」化しているので、ここで 覚えておけば臆することなく無事留守電を残すことができるはず! いちばんやっかいなのは「♯」(シャープ)などの記号。 “pound key”なんて言われても、はて? パウンドのキー? パ ウンドケーキかいな?! と言いたくなってしまいそう。 これは元々イギリスで、重さを表す単位の「パウンド」を「♯」で 表していたことから来ているそうです。アメリカでも電話機の「♯」 は「パウンド・キー」です(電話以外ですと「♯」は数字を表すこ とから“number sign”=「数字記号」 と言われることがあります)。 ちなみに「*」は日本では「米印」ですが、当然アメリカで“rice sign”なんて言われることはなく、“asterisk”もしくは“star key” (「星ボタン」ですね)です。 “hang up” は「電話を切る」こと。 また、“after the tone” は「発信音の後に」ですが、“after the beep”というパターンもあります。「ビーッ」と鳴る発信音もあり ますから、そのときに使われます。 ただ、“beep”は“buzz”のように「電話をかける」という意味で は使われないので気をつけてください(“I'll give you a beep” なんて言うと、“beep”という音が「注意喚起」の意味合いで使わ れるいことがあるので「なにか注意でもされてしまうんだろうか?!」 という誤解を生んでしまいかねません)。 そして、「留守番電話」。ちょっと古い辞書を引くと “answering machine” と出ています。これは、かつて小さなテープが埋め込まれたいわゆ る「留守番電話機」が一般的だったころの英語なので、今では “voicemail”が一般的です(言われてみれば、 電話機の横に別売 りの小さな「留守番電話装置」が置かれていた時代がありました)。 今では、メッセージの録音も電子化されていますし、留守番電話も 大抵は携帯電話に残すものになりました。このため、「声/voice」 のメッセージがメールのように届けられる、ということで「留守番 電話」は“voicemail”なのです。 “voicemail”はこのように使われます: ┌──────────────────────────── “You can call me anytime,  even if I can't 【get to the phone】  you can always leave a message on my 【voicemail】,  and I'll 【get back to you】 right away.” (いつでも電話をかけてください、 【電話に出られなかった】としても、  いつでも【留守電】にメッセージ残してもらえれば  すぐに【折り返し】ます) └──────────────────────────── [get] を使った表現が二つ出てきましたが: ◎“can't get to the phone”=「電話に出られない」 “get”を使って、電話機のそばに行くことができない、 という固 定電話が主流の時代の言い回しが、今も使われているものです。 ◎“get back to~”=「~に返事する」 “get back to (someone)” は、電話に限らず、手紙やメール、対 面などで、なにかの「返事」や「対応」を他人に待たれているとき に使われる表現で、“respond”=「対応する、返事をする」 と同 じ意味です。 「電話」の文脈では“get back to you”「あなたにお返事します/ 折り返します/こちらからかけ直します」になります。 「電話のかけ直し」は日本語でも「コールバックします」と言いま すが、これは英語でも使います: ┌──────────────────────────── “I'm afraid the manager is not in right now,  I will tell him to 【call you back】 later.” (あいにく部長はいま席を外しておりますので、  後ほど【かけ直す】ように伝えておきます) ※“Somebody is not [in]~” =「[誰々]は[不在]です/おりません/席を外している」 └──────────────────────────── 「電話」にまつわる英語表現は恐ろしく豊富なのです。時代やお国 柄によっても少しずつ変化してゆきますから、結構難しいんです。 でも、英語での電話応対がスマートにできたら、英語への自信がぐ ぐっと深まるはず。 ただ、ご紹介した留守番電話応答メッセージのように、基本的なパ ターンは決まっているので、それさえ押さえておけば思ったより簡 単。ここはひとつ、 “Telephone English”をマスターするべくが んばりましょう!   o ─ |___ ────────────────────────   l ¬` “It was nice talking with you,   |l_l|  I'll call you back in two weeks!”   |:c:| (お話しできてよかったです、   |:::|  また二週間後にお電話します!) ─ |:::| ────────────────────────   ー ′ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━          ◎ 本日の表現 ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「電話をかける」=“make a phone call” 「~に電話をかける」 =“call~”=“phone~” =“give ~a ring”=“give~a buzz” =“drop (someone) a line” 「電話に出られない」 =“can't get to the phone” 「~に電話をかけ直す」「~に折り返す」 =“get back to~”=“call back~” 「電話を切る」=“hang up” 「留守番電話」=“voicemail” ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◆執筆者プロフィール◇七尾藍佳◇◆ 日本テレビ系列、『NEWS ZERO』フィールドキャスター。 東京大学教養学部卒。 ワシントンDC生まれ。 東京大学在学中には、チリ、カトリカ大学へ交換留学。 公式ブログ→ http://ameblo.jp/nanao-aika/ ウェブコラム「Salut!」→ http://www.bloomingmarket.com/ (リンク先ページ左下【Salut! Nana's Fashion Tribute】より) 公式ホームページ→ http://www.blooming-net.com/ ◆当連載へのご意見・ご感想は下記までお寄せください。  → yonezawa@asahipress.com ◇『Express Youself』WEB 版はこちら  → http://www.asahipress.com/serial/expressyourself/ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 あとがき 連休は皆さんいかがお過ごしだったでしょうか? 自宅でのんびりされた方、田舎に帰省された方、レジャーに 出掛けた方など、きっとさまざまでしょう。 僕は母の実家でゆっくりと過ごしました。久しぶりに集まっ た家族でたわいない話をしたり、近所を散歩をしたり…。 充分に英気を養ったところで、今月は皆さんにご案内したい 商品がたくさんです。冒頭でお知らせしましたEE増刊号を はじめとして、英語関連書が数多く発売されます。 五月病などなんのその。今月もがんばるぞ。(橋) □■今号の一冊・・・ 『CNN ENGLISH EXPRESS 6月号』★DVD+CD 付き特大号! http://ee.asahipress.com/ --------------------- ◆次号は5月21日配信予定です。 ◆当メルマガへのご意見・ご感想は担当の橋本までお寄せください。 → hashimoto@asahipress.com ◆バックナンバーはこちら → http://www.asahipress.com/eeclub/mm.html ────────────────────────────── メルマガの『文字や記号がずれて読みづらい』方は・・ Outlook Express をお使いの場合、 (オプション)-(読み取り)-(フォント) で[MS明朝]や[MSゴシック]に設定して下さい。Mac や他のメー ラーをお使いの場合Osaka等幅など「等幅フォント」をお勧めします。 ────────────────────────────── ◆当メールは、EE Club にご登録いただき、配信を希望された方に 配信しています。 当メールの配信先変更/配信中止は、下記 URL よりログインして いただき、「会員情報変更」にてお願いします。 https://club.asahipress.com/ 朝日出版社:営業部 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-3-5 TEL  :03-3263-3321 FAX  :03-5226-9599 E-MAIL:eeclub@asahipress.com http://www.asahipress.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━